ブログネタ：初恋の相手は？ 参加中
チホちゃん、髪の長い、背の高い、面長で色白、な美人だったなぁ。

幼稚園時代のあだ名が「ガスタンク」だった僕は、確にプープーとおならをしていたかもしれない。
そんな僕は、お昼寝前の自由時間に、タンク爆発！とか言ってみんなを追い掛けていた。
いつからか、チホちゃんが気になり始め、「チホちゃん、チューして～！」と言いながら追い掛けていた。
当然させてくれるわけはないが、その日もやっていた。
走り回る遊技場には二間程の庭に出るための大きなガラス窓がある。その前に室内滑り台があって、追い掛けっこのコースになっている。
滑り台に乗ったチホちゃんを追って階段の頂上に上がった途端、「グラり」「～」
気が付いた時には、親父がママチャリの荷台に、頭にガラスが刺さりまくっていて目がしらから血を大量に出している僕を、運んでくれていた。

それから約30年、床屋でカリアゲをしてもらう度に、「あぁ思い出した、前に来て下さいましたね」と後頭部にある小さな禿げで私を思い出してくれる。
僕はその度に、チホちゃん今どうしてるかなぁ、と思い出してみる。