親と子、人と人の心の架け方、子どもの考える力がグングン育つ
効果的なコミュニケーションをお伝えしています。
こんにちは
千葉市 虹のかけ橋の橋本いつみです
新聞に「認知症になった父に寄り添って」
という認知症第一人者で認知症になった長谷川和夫医師と
娘さんの記事が載っていました。
長谷川和夫医師ご自身が認知症になって感じたことや
娘さんから見たお父さんの変化やその時の気持ちなど。
始めて長谷川和夫医師のことを知ったのは
認知症診断の長谷川式スケール。
「痴呆」と言われていたものを
「認知症」とネーミングしたそうです
ご自身が認知症になったことはNHKの特集で知りました。
本も
「認知症でも心は豊かに生きている」
「ボクはやっと認知症のことがわかった」
「認知症ケアの心」
「だいじょうぶだよ ぼくのおばあちゃん。」
などいろいろ読みました。
根底にはどれも優しさがあるけれど、
ご本人やご家族の悲しみや戸惑い、
本音が出ていたようにも感じられました。
お互いに気を使い、ハラハラしながらも
温かい親子、家族関係にホッとしました
ただ、その頃はご本人もご家族も専門家とはいえ、
受け止めたいけれど、受け止められない、
認めなくてはいけないけれど認めたくないジレンマも
伝わって来ました。
娘さんの父の医者としてのプライドとか尊厳を崩してほしくない
気持ちも痛いほどに伝わって来ます。
ご自身がデイサービスに行ったら、うつろなお年寄りばかりで
自分の不安が強くなる、「もう行きたくない」
書斎で研究した本や資料を読むのが一番落ち着くからと。
話そうとしても返事もあまり返って来ない、
自分の行く末が現実としてつきつけられる。
しかも、自分で考案したデイサービス。
でも、家族のためには行くしかない。
なるべく家族に穏やかな時間を持たせたいと願っていると。
優しい、けれど、やはり我慢しているのがわかるからつらい
でも、この方のすごい所は・・・
認知症になったことを実験でもしているような
そんな認知症になったからこそ見えてくるものを
研究者の目で見ているようなところもあって
研究者魂がすごい
父も同じ様な事を言っていました。
「デイサービスには行かない。落ち着かない。
年寄りばかりだ。」
確かにね
記憶とかできないことも増えていくかもしれないけれど
本質のところはあまり変わらないし、心は敏感になっていく。
だからこそ、自己肯定感を保つ対応が生きてくるのだと思う。
なんだろう？
「認知症になった父に寄り添って」というより
「認知症になった父と一緒に」という感覚
また、あした電話を
したり、手紙
を書いたりしよう
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