大阪市で4歳の幼稚園児の頭をハンマーで殴った17歳の少年の動機は
「人の死体を見たかったので」だそうです。
衝撃ですが、最近、このような事件が増えています。
「隠された風景~死の現場を歩く」という本を読んでいます。
人や動物の死が現在の社会から見えないようになっています。
たとえば多くの人は豚や牛が殺されるシーンを一度も見たことがないのに、
ハンバーガーや牛丼を何気なく食べています。
人の死は病院で隔離されるようになりました。
その結果、死に対する感覚が現代人から急速に消えかけています。
他人の痛みを理解できない人が増えているのもそのせいかもしれません。
私たちはもっと「死」を身近に感じる必要があると思います。