クラブとして目指すサッカー、それは「自在サッカー」だ。(自在サッカーについては、次回!)

では育成終盤の高校生で目指すサッカーというと、「バスケットサッカー」だ!

中身はいろいろあるが、それは「未来につながるサッカー」だ。

高校生のサッカーは、育成の終盤だが成長の終わりではない。

年少のころからサッカー遊びのなかで、ゆっくりと、自然な、そして必要な経験をしてきたバルツォのプレイヤーは、ここからさらに成長を続ける。

ところで、「バスケットサッカー」は「バスケットボールのようなサッカー」という意味だ。

手で行なうサッカーのようなタイプのバスケットボールは、負けているチームであっても、ある程度の確率でゴール前まではボールを運び、ある程度の確率でシュートチャンスを作り出す。

「ダブルスコア」という言葉は、バスケットボールによく出てくる。

それは、圧勝したチームでも、半分は点を取られ、惨敗のチームでも、半分は点を取っているというのが強調されてのことだろう。

その考え方をサッカーにあてはめると、エキサイティングなのだ。

バスケットサッカーに、自在サッカーのエッセンスを入れ、その考え方を具現化してプレーしてもらう。

これが、とても面白い。

サッカーで10点取られるチームに、5点は入れる。

つまり、自分たちより強い相手に通用する基本を身に付けておくことが、絶対条件となる。

どこまでも、大切なのは「基本」なのだ。

そして、基本をどこまでも磨くと、サッカーの能力へとつながり、やがては、ダブルスコアで勝つ側にまわることを目指す。

どこまでも、ワクワクサッカーは続く。

by ベアーズコーチ