今日の午前中は、6年生とジュニアユースの合同トレーニング!

の予定でしたが、悪天候のため午後に時間変更。

空いた午前中に6年生とジュニアユースの選手たちと『千と千尋の神隠し』を観に行きました。

なんと今現在、全国の映画館で『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ゲド戦記』が上映されているのです!!




多くのジブリ作品を観て育った私の考えはこうです。

『ジブリ』を観ると豊かな心が育つ!

なので現代の子どもたちにも、ジブリ作品をたくさん観て欲しいと思っている。

サッカークラブのブログが、『ジブリ』を観ろ!でいいのか?

いいんです!!

なぜなら、『心の成長』無くして技も体も育たないからです!

技や体の成長が早い選手の多くは、『心の成長』が追いついていない場合がある。

歳を取るほどに、『心の成長』が追いつかないまま、その差が開いていってしまう。

そういった選手の行き着く先は、選手として、いや人としての『限界』です。

二十歳過ぎればただの人っていうやつです。

逆に『心の成長』が常に、技や体の成長をリードしている選手には『限界』が無い。

どんなに厳しい状況であっても楽しむことができたり、他者を思いやる余裕があったり、人がした小さな努力や優しさに気付く眼を持つことができたり、などなど。

だからいつまでも成長することができる。

大器は晩成するっていうやつです。

ジブリ作品に登場する魅力的なキャラクターは、まさに『心の成長』がリードしている人物ばかりだ。

『千と千尋の神隠し』の主人公である千尋は、迷い込んだ不思議な世界の中で、多くの試練に立ち向かう。



最初は、身体が小さく弱い、頼りないという印象を受けるが、油屋で働く中で徐々に本来の性格が見え、その印象が消えていく。

油屋の従業員としてのも、重労働をこなすための強いも持たない千尋になぜ魅了されるのか。

それは10歳とは思えないほどの豊かな心を持っているからだろう。

素直なところ、ブレない芯を持っているところ、困難なことに対しても逃げずに出来ることを精一杯やろうとするところなど、他にもたくさんあります。



もし千尋がサッカーをやったら、下手かもしれないけど、試合中に誰よりも走り回ってチームの為にプレーをする、こいつとずっと一緒にいたいってみんなから思われるような、良い選手なんだろうなぁ。


さて以上のことから、子どもたちが身に付けるべきこととは一体何なのか。

それを考えていこう。


ドリブルのテクニック?

いろんな足技が出来ること?

何百回もリフティングができること?


そんな事ではない!!


では親が、学校の先生が、サッカーコーチが、社会全体が子どもたちの為にしなければならないこととは一体何なのか。


塾や習い事をいっぱいやらせること?

文科省推奨のマニュアル化した教育?

選手の未来は度外視で、手っ取り早く試合に勝つ為の技術・戦術を教えること?

どんな時も競争させて、勝ち抜いたものだけが富を得る。地位や名誉や肩書きがそんなに大事か?


そんな事ではない!!


物質的な豊かさを求める時代はもう終わりを迎える。

これからの時代は、豊かな心を育むことに、より一層の価値が生まれる。

しかし、『心の成長』には多くの年月が必要になる。

だからこそ、長い時間を掛けて、一人ひとりに寄り添って育成を行うバルツォというクラブが必要なんだ!

バルツォの育成の土台は、以前にも紹介をした『遊び』だ!

『遊び』の中で自然に生まれるものこそ、子どもたちに最も良い影響を与えてくれる。

by たね