今日のスクールは、幼児〜2年生は0人、3〜6年生は6人でした。

雨が降ると、いつも参加率が低くなってしまう。

現代っ子は、雨が降ったらテレビゲームなのか?


コロナ禍なので、雨の中遊んで体調を崩してしまうことは、とても危険なことだと思いますし、

雨でも来いよ!とコーチが言うものでもないです。

遊びというのは、強制されるものではないですからね。


でも、

雨が降る中、外で遊ぶのってすごく楽しいと私は思うのです。


小学生の頃、遊び場といえば小学校の校庭でした。(いつから校庭で遊ぶことは禁止されたのか、なんと愚かな大人たちよ。)

雨が降ると校庭がぐちゃぐちゃで遊ぶことができないので、(泥だらけになって遊ぶことも多かったし、テレビゲームをする日もあったが)

通ったことのない道を探検したり、芝生の公園に行ってサッカーをしたり。


雨の音 におい

冷えていく体温

いつもの遊びとは何かが違う。

全身で感じるものが作り出す、ちょっとした非日常感がとてもワクワクした。


親にダメって言われそうなことを、バレないように隠れてやる感覚も少しあるかもしれない。

親は子どもが心配なので言います。雨なんだから外で遊んじゃダメ!って。

雨の日だからこそ学べるものがあるんだ!

そんな素敵なことを言う親はなかなかいないでしょう。

良いこと(例 外で遊ぶこと)と悪いこと(例 体調が悪くなること)の間のグレーゾーンに、大切な学ばなければならないことがあるんだ!

YES or    NOで答えられることだけならいいが、そのどちらでもない状況の中、答えを出さなければならないことが人生の中には多々ある。


一体どうすれば、答えのない問いに答えていけるようになるのか。

それはやはり、数多くの実体験をし考えるしかないであろう。


現代の子どもたちは、様々な体験が不足している。

私より年上の人からすれば、私も様々な経験が不足しているんだろうけど。

安心・安全で便利で楽な社会に飼い慣らされてしまうことは何より危険なことだ。

なぜなら、人間が本来持っている能力が発揮されなくなってしまうからだ。


『雨の中で遊ぶ(体験する)こと』は、

小学生でもできる、いや小学生のうちにやっておくべき、ちょっと不安で、ちょっと不便な、ちょっと難しい、素晴らしい体験なのではないだろうか。


今日スクールに来た選手たちは、雨でも必ず来る選手たちだ。

彼らは『いつも喜べる、いつも楽しめる』ことの大切さを知っている。

by たね