さて、先週、2週間後に着工しますとHMの営業に言われました。

着工は楽しみですけど、
起工式、安全祈願祭についてはHMは基本的に何もしないとのこと。
神主を呼んでやるんであれば、
長野県の松本から呼んでやりますとのこと。

自分はゼネコンで事務系社員として働いています。
現在は、現場を離れていますが、
仕事柄、これまで起工式(安全祈願祭)、上棟式、竣工式などの建設に関する式典を
幾度も取り仕切ってきました。
私の場合は、戸建ての経験はなく、
ビルなどの建物やトンネルなどですけど。

起工式は、建前とも、地鎮祭とも、安全祈願祭とも言います。
これは工事の安全を祈願するための祭事なので
ゼネコンが仕切って準備します。
会場から、祭壇、お供え物まですべて用意し、
当然、費用もゼネコン持ちです。
初穂料もゼネコン負担です。

これが上棟式、竣工式となると違ってきます。
上棟式を特別に実施する場合は
基本的には施主負担です。
施工は大体、神事等を気にするので
神主を呼ばずに酒塩米等でお払いをします。
竣工式は、神事はゼネコン負担ですが
大体が建物のお披露目等を兼ねるので
そうなってくると
施主負担の割合が増えていきます。

ゼネコンの立場からいうと
安全を祈願する(竣工式の際は安全に施工させていただいた感謝する)という
純粋な気持ちの表現だと思うのです。
宗教的にこだわるつもりはありませんが
やはり、その土地その土地に氏神様がいるので
氏神様にお願いしないと意味がないと思うんですよね。

結局、こちらで氏神様である神社を確認し、
現地ではなく、現地の土を持って行って
神社で祈祷していただくことになりました。
初穂料と奉献酒もこちらでの手配になりそうです。

HMによっては
起工式はHM負担というところもありましたけどね。

これが他の2流、3流のHMなら
しょうがないと思うんですが・・・。
HMには、こっちの意見も最初に伝えたんですが
そういうことを考慮することはありませんでした。

直前に着工日は2週間後ですと言われても
ちょっとどうなのと思ってしまいました。