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ダウ、再び史上最高値更新=失業保険申請件数の減少で〔米株式〕(7日午前)


時事通信2013/3/8 00:18


 【ニューヨーク時事】7日午前の米株式市場は、米雇用情勢の改善傾向を示唆する新たな指標の発表を手掛かりに買いが先行している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日、前々日に続いて史上最高値を更新。午前10時現在は、前日終値比46.80ドル高の1万4343.04ドルで取引された。ハイテク株中心のナスダック総合指数も4.77ポイント高の3227.14と小反発している。
 翌8日に2月の雇用統計の発表を控え、市場がこの日注目した最新週の新規失業保険申請件数は前週比7000件減の34万件と、市場予想(ロイター通信調べ)の35万5000件を下回った。また、4週間平均の申請件数は2008年3月以来約5年ぶりの低水準に落ち込み、株式相場は本格的な労働市場回復への期待感から堅調に寄り付いた。
 しかし、同時に発表された1月の米貿易収支統計は2カ月ぶりに赤字幅が拡大。また、投資家の間では依然として「雇用なき回復」への警戒感も解けず、買い一色の相場展開とはなっていない。
 個別銘柄を見ると、2月の月間売上高を発表中の小売り企業のうち、既存店売上高が市場予想を上回った会員制量販店のコストコがしっかり。半面、家具・インテリア販売のピア1インポーツは慎重な業績見通しが嫌気されて5%超安。ダウ30種平均のウォルマート・ストアーズ、ホーム・デポも軟調。(了)