息子も1年目は、なんとか単位も取得でき、この調子で4~5年で卒業できれば良いなと考えています。
2回生になり、遠隔の講義でMCS的には、負担が全くありませんが、延ばし延ばしになった学生実験がどうなるのかは、まだどうなるのかが決定しておらず、少し不安です。
2人の息子を高専、大学(理系)に進学させたこともあり、周囲の患者さんの反応にしんどく思うこともあります。
シックスクールノウハウを知りたくて、コンタクトを取ってくる方もおられます。
実際、MCSのお子さんをお持ちの方は必死で、あれもこれも!となるのは気持ちが解りますが、時として(そこまで聞くの?)と思う方や、非常に楽観(親がMCSでない場合等)している方や、いろんな方がおられます。
疲れるな~と思うこともありますが、気持ち半分は、解らないことないけどね、があって、いっぺんにあれもこれもじゃなくて、ゆっくり付き合って貰えればと思うこともあります。
シックスクールは長距離走です。
でも、どうしてもしんどく感じるのは、匿名で相談に来る方です。
どうしても、こちらは子どものプライベートを晒すことになります。
プライベートな情報は普通なら、「交換」であるべきだと思うのです。
思春期に好きな人の教え合いっこをするのと同じで、バラされたらこちらもバラす。いわば保険です。
中学までは良いとしても、高校以降は匿名での相談は勘弁して欲しい所があります。
私は一人とて、名前と合格した大学学部をペアで知っている患者さんはいません。
どうして、私だけ、ペアで情報を持って行かれるのでしょう。
高校にしても、大学にしても、複数校出願し、落ちる所もあれば、センター試験の結果を見て、志望校を変更したりとか、必ずしも、本人の希望どうりに進学したとは限りません。
そこら辺、非常に無神経な質問や声掛けに辛い思いをすることがあります。
親子とも、高1の夏休みから、受験校との調整を行い、4年がかりで進学先と調整を進めて来ました。
進学した大学は当初、学科の教員は受験に反対でした。
紆余曲折を経て、入学しましたが、入学後も交渉は正直、辛いものがありました。
さも、私が運が良く、大学に入学できたのは、私の努力ではなく、他人が予め道をつけてきてくれたからだと言って譲らない患者さんがいます。

必死に、うまく行ったのは私以外の所にファクターがあるのだと、必死に探して、これに違いないと決めつける方がいます。
勘弁して頂けないでしょうか。
私は前期日程、中期日程、後期日程と3校との事前交渉で、うつ病は再発し、入学後もきつい教員の眼差しに、過度の緊張に晒され、再発したうつ病も5年目です。
何が気に入らないのでしょう。
息子の進学について、粗探しや批判に耐えられません。
そんな嫌がらせが続くなら、もうシックスクール問題に関しては、患者会活動では協力は止めさせて頂こうかと考えています。
嫌な思いをしながら、どうして他のMCSの子どもの支援をしていけるでしょうか。
決して、自分の子どもの交渉も順風満帆という訳ではないのです。
耳を疑うようなことを、同じ病気の複数の人から言われました。
我が家に来て、どうぞ私を気の済むまで殴って言って下さいとしか言えません。
MCSの子どもが大学まで進学できたら、そういう八つ当たりをされて当然と考えるのなら、殴られた方がマシです。