小豆島は言わずとも知れた素麺の島でもあります。
他の土地ではあまり見掛けませんが、外食のメニューにも普通に存在します。

  島に越して間もない頃に、素麺の職人さんから
「熱湯で1分40秒きっかり茹でる」
というコツを伺い、早速試してみました。
それより10秒早くても遅くてもいけないと言う、果たしてどうなんでしょう。

  これが本当に
「自分のいい加減な生き方が、素麺の茹で方にもあらわれていたな」
そう、衝撃を受けるほど違いました。
一時期、我が家で
「1分40秒あなどれず」
という台詞が流行したぐらいです。
   
  さすが作り手のこだわりですね。

  それはそれとして…
今回はその職人さんがもしかすると、顔をしかめるかもしれないメニューの紹介です。
これも、小豆島の素麺をまた違ったかたちで美味しく食べる方法だと御容赦いただければ有難いです。


  メニュー本にもありますが、茹でた素麺の表面をゴマ油でカリッと焼くのがポイントですね。
それでも中は柔らかいので、その違った食感も楽しんで下さい。

  このゴマ油の会社も小豆島にあって、フェリーが土庄港に入っていくとゴマ油のいい香りが迎えてくれるんですよね。