本日も深夜から定置網漁の魚を仕分け作業をさせて貰いました。
定置網ですから毎日同じ場所に網を仕掛けるわけですが、入る魚の内容は不思議なほど毎日違います。
漁師さんからすれば毎日高値の付く魚で一杯になれば、そんな有難いことはないのでしょうが…
吾輩は本業ではないので、いつも
「今日はどんな魚が入っているんだろう」
と無責任に楽しみにするだけです。
昨日あれほど入った大物が今日は全く入っていなかったり、ほぼ鯖に尽きるという日があったり、また潮の流れに依って大量に入ったり少な目に入ったりとその様相は毎日本当に違います。
その中から今朝は板長がブリ、カツオ、鯵、ショッコ、ハナダイ、カマスなどを仕入れて仕込みに入りました。
仕込みを始めて五時間後ぐらいに板長から
「ハナダイも姿造り用に準備しておいて」
と指示されました。
要するに頭を落とさずに三枚におろしておけばいいのですが、今まで鯵やカマスの姿造りは何度もやらせて貰いましたがハナダイは初めてです。
それでも要領は一緒だろうと包丁を入れてみると、これが鯵やカマスとは全然違うんですよね。
もちろん魚によって骨の付き方や身の硬い柔らかいなどの差があることは知ってましたが、初めてやることに対して油断していたことを反省しました。
そして
「魚を捌くというのは本当に面白いな」
とも、あらためて思いました。
もし自分で食堂を開いて何年仕事をしても、今日のことを忘れることはないでしょう。
日々修行、日々勉強です!
はい、左様なり♪