ディナー一番乗りのお客様から従業員のみんなにと、プチケーキの詰め合わせを差し入れに頂きました。

有難いですね♪

年功序列で希望を聞かれたので、まだ残っていたモンブランを希望しました。
その後にケーキは苦手だがモンブランは食べられるというバイトの学生がいたので、そちらに譲って選んだのがこれです。

根っから甘党の吾輩は甘いものに特にこだわりはないのです。
ただ、最近は御多分に漏れず全く量はいらなくなりましたね。

浜名湖の畔にあるホテルのケーキバイキングでプチケーキを20個たべてから、大好きなムース系にいって更に10個食べたこともあります。
高校生の頃はクリスマスを過ぎた途端に半額になるケーキをホールで買って、カレー用のスプーンで食べていました。
当時のクリームはすぐに飽きが来て
「もうしばらくケーキはいいな」
そう思うのですが、一時間もすると
「でも明日からはまた安くないからな」
と思い直してもう1個買いに行ったりもしました。
     
そんな吾輩も歳をとって、大好きだった甘いものもほんの少しで満足するようになりました。
歳をとると肉より魚になるだとか、少量しか食べられなくなるからこだわるようになるとか聞きますが…
本当にそうだと思いますね。

昔から言われていること、緒先輩方の言うことはイチイチ本当ですね。

歳を重ねるって面白いですよ。
いろんなことに合点がいったり、そこから穏やかな気持ちになっていったり…
いわゆる”丸くなる”ということなんですかね。

プチケーキを差し入れに頂いた翌日に、修行先のバイトの高校生から手作りのお菓子を頂きました。
スヌーピーが愛らしい♪

その子からは何度もお菓子を頂いているのですが、そのクオリティがいつも素晴らしいのですよ。
食べ物ですから個人の好みもあるでしょうが、それを言ったら身も蓋もなくなります。
でもまあその枠で全く吾輩の個人的な好みで言えば、すごく美味しいんですよ。

その中でもこのクッキーは抜群でしたね。

前述の”歳をとると量はいらなくなる”という意味でも、熱いコーヒーがないことがすごく残念に思ったという点でも逆に満足でした。

付け加えればスヌーピーは砂糖の固まりかと思いきや、マシュマロだった意外性にもかじった瞬間に楽しい意外性もありました。

味覚を感じる味蕾は子供の時はすごく敏感ですから苦味とか辛みは苦手だったりするのですが、逆に甘いだけでごまかされたり惹き付けられたりもします。
歳をとると味蕾がどんどん機能されなくなって味に鈍感にもなるのですが、逆に本質が残って身体に必要な物とその量を判断出来るようになるのかも知れませんね。

病気とかなければですよ。

食べたいと思うものを食べるのが、大まかに言えばやはり正解なのかも知れませんね。

核家族化がすすむ前のこの国は年寄りが自分で食事の用意をしなくなっても、その家の嫁さんが知識にのっとってお爺さんとかお婆さんにそのような食事を提供していたのでしょう。
嫁姑の確執は「息子をとられた感」と
「姑は選出したわけではなく付属」という対立構造なのかもしれませんが、家族として常に根底には感謝があった良き時代だったんじゃないでしょうか。

きっと楽しみながらつくってくれたであろうクッキーを、様々な思いで頂きました。





はい、左様なり♪