自分で釣ってきた魚を捌いて食べていた経験がどれだけあっても、お客さんに提供する魚を捌くこととは全く違うものです。

海のそばでばかり暮らして釣りをしては自分で捌いて食べて来た吾輩ですが、実際修業に入るとそんなことが役に立つようなことはありませんでした。

 

魚を捌く手法も違いますが

″適当でも良かった″ことが、それではいけないという意識が常に必要となります。

正確にそれも手際良く効率的に作業していかなければなりません。


主夫として台所に立ってきたことは、🔪を使えるかどうかという点においてはいい経験になっていますが…


その🔪ですが素人考えでは、買った時が一番切れ味抜群なのだろうと思っていたのです。

板長から

「毎日研いでいれば一ヶ月ぐらいで切れるようになりますよ」

と、言われてある種の衝撃を受けました。


自分が触れて来なかった世界には知らないことが沢山ありますね。

当たり前のことですけどね。


それからは使い終わったら毎日研いで、一ヶ月二カ月ぐらいで確かに切れ味に違いを感じるようになりました。

もちろん🔪捌きに躊躇いが少なくなったと言うこともあるでしょうけど、冷静に判断して切れるようになっているんですよ。



板長さんには本当に多くのことを教えて頂いておりますが、最初の頃に強く印象に残った出来事です。






はい、左様なり♪