修業が終わり大磯町を引き上げる数日前に、板長主催で平塚のお店で送別会を開いて頂きました。

板長のお兄さんのお店でやって頂いたのですが、お兄さんには本当にお世話になりましたので最後にいい思い出となりました。

そのお店の従業員の方々にも色々とお世話になり、教えて頂き感謝しております。


事前にそのお店の板前さんに

「ワサビ巻が美味しいんだが、ワサビが足りない」

と板長が言っていたらしく、気合いの入ったワサビ巻を出して頂いたのも強烈な思い出となりました。

大体普段から両店の板前さん同士で、お互いをこきろすような掛け合いをしているんです。


ほぼほぼ大磯港の板長さんがやりくるめるんですけどね。


それで強烈なワサビ巻となったのでしょうが、お取り寄せのいいワサビを使っているので間違いなく美味しいんですよね。

涙ボロボロで食べて…

少し経つとまた食べたくなって、また涙ボロボロで… 

何度もそれを繰り返しながら、噛み締めて味わって頂きました。


ありがとうございます!


宴の途中でめしや大磯港の男性スタッフ陣から、「記念に」とキャップを頂きました。



吾輩は普段キャップを付けていることは多いのですが、殆どマルシェで見付けたものが多く新品のいわゆる″いいもの″を使っていることはありません。

記憶の中では猫ひろしさんから頂いたキャップ以来のサラキャップです。


長く使わせて頂きます。


このキャップを通してワサビ巻のことも、お世話になった方々のことも、大磯港の陽の出も…

時折色んな事を思い出すと思います。


人との繋がりだとか、物へのこだわりだとか、風景だとか…

今までの人生で希薄だったそれぞれの想いを、この年齢で掘り起こされた町である神奈川県大磯町は心の故郷でもあります。





はい、左様なり♪