さて本日58歳になりました…
独り者ですが祝ってくれる人は結構いてくれて、寂しくない誕生日を迎えています。
というか元来寂しさというものをあまり感じない人間です。
あまり感じないというと語弊がありますが″寂しさ″を楽しむことが出来ます。
根本には″人は寂しい生き物″なのであり、そこから逃れることは出来ない社会的な生き物なのだという考えがあります。
ならば楽しもうということですね。
どんなカウンセリングを受けても、寂しさから完全に脱却する方法を指南されることはないでしょう。
例えば40年生きたとして50年生きてきたとして、自分のことを隅々まで理解出来るものなんでしょうか。
やがて還暦を迎える吾輩はいまだに
「俺にこんな部分があったんだ」
と思うこともしばしばです。
若い頃はこうじゃなかったんだけど、あの頃は気が張ってたからなとか…
自分のことをこのままではいけないと思い頑張れてたことが、加齢によって地肌がむき出しになることもあります。
でもそれも生きていくうえでの妙味だと思うんですよね。
特に吾輩は強い人間じゃありませんからね。
言いように 依っては″寂しさ″に背を向けていることを″楽しんでいる″と言っているのかもしれませんね。
人はどうやっても寂しい気持ちで生きていくしかないわけですから、それを自覚してるだけ良しなのかも知れませんね。
自分も寂しいが故に誰かもそうなのだろうというところから、人に対しての思いやりの気持ちが生まれたりするのでしょう。
つまりは人は寂しくていいのです。
社会には、だからこそ成立してることが沢山ありますからね。
これからも寂しさを噛み砕いて咀嚼して栄養にしていければなと…
そう思った58歳の誕生日です。
はい、左様なり♪