伴大介さんと渡洋史さん | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中


「キカイダーRE BOOT」公開されましたね!

早く観に行ける様に全力でスケジュール調整中!


周知の通り、伴大介さんも前野究治郎というそのまんまの役名でご出演!

「キカイダー」の再起動は僕らファンにとってもですが、伴さんもずーっと前から切望されていた事。

お会いする度にその実現への想いを聞かせて頂いてました。

池田駿介さんが…そして平山亨先生が…何より石ノ森先生がご存命のうちに実現出来ていたら…とも仰ってましたが、今更ながら、本当に実現してよかったと心から思います。


そして

「宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION」


これも周知の通り、渡洋史さんが31年ぶりに伊賀電としてご出演!

「ギャバン」に続き、「シャリバン」の単独作品としての復活(「シャイダー」と連動?ではありますが)は渡洋史さんにとっても悲願だった事です。

伴さん同様にお会いする度にその想いを聞いていました。


伴大介さんは世界で誰よりも「キカイダー」を愛している方で

渡洋史さんは宇宙で誰よりも「シャリバン」を愛している方だとも思います。



僕にとっては「人造人間キカイダー」のジローは最初に憧れた{「仮面ライダー」よりずっと)ヒーローであり(20代はずっとジローのコスプレで生活していた)

「宇宙刑事シャリバン」の伊賀電は最初に会いに行った(会いたかった)ヒーローです。


「キカイダー」は約40年


「シャリバン」は約30年


もう一度映像の中でジローと伊賀電に会えるこの日を、どんなに待っていた事か(ジローは旧ジローになっちゃったけど)。

同じ感慨をお持ちの(同年代付近の)方も多いことと思います。

ここで言うまでもなく伴大介さんは1970年代を、渡洋史さんは1980年代を代表するヒーロー俳優だと思うから。

これは私見ですが、お二人に共通する魅力はいつまでも輝き続ける少年のような瞳です。


この世に悪がある限り、この世に敵がある限り♪

あきらめない、投げ出さない、最後の最後の最後まで負けない♪


そんなお二人と、もう長い間親交を続けさせて頂けているのは今思うと本当に光栄な事ですね。

伴さん、渡さんと3人でお会いした事も1度や2度じゃないし

「ヴェッカーDNS」では一応「共演」されてますしね。(DNSでの伴さんは最初のヴェッカーの生みの親ですからね!役名が「伸一郎」なのも偶然ではない!)

お互いにシンパシーを感じていらっしゃるようでもありました。


僕が中国へ行ってからも帰国する度にほぼ毎回お会いしてました。

(渡さんはちゃんと?「改ノエルサンドレ」も観に来てくれてましたよ)


こうして両作品が「復活」した今も、お二人とも変わらず「元気か?」「また会おう」と言ってくださいます。




僕は今はもう何もない(苦笑)のにね。




そもそも「時空刑事」は「宇宙刑事」と「時空戦士」から生まれた(とウィキペディアに書いてある笑)んだし。事実20周年を迎える前に「宇宙刑事」復活!を目指して動いていた事から派生して誕生したのが「時空刑事」「時空警察」だという面も少なからずあります。

渡さんと二人で東映本社に挨拶に(今にして思うと何で?)行ったのが昨日の事のようです。

お気づきかと思いますが、初代ヴェックフォームはミミーとダイアナ&ヘレンの衣装の自分的解釈です。


そして「ヴェッカー」のテーマの側面として必ず描かれる「人造人間の悲哀」はジローの存在なくしてはなかったでしょう。

ギルの笛に負けて光明寺博士の首を絞め、「じたばたするな光明寺!抵抗すると命を落とすぞ!」と言いながら目には涙を浮かべていたジローを今でも思い出します。




2014年はそうして記念すべき「復活」の年になった。

そんな2014年に「ヴェッカー」の、というか自分の「新作」を発表できないのは悔しいやら哀しいやらですが…


この世に時空犯罪者がいる限り、あきらめないで投げ出さないで、最後の最後の最後まで負けなければ(何に?)、きっと「ヴェッカー」も、いつか真の意味で「復活」出来ると思います。



明日からも、お二人の背中を追いかけて

いつかまた一緒に同じ道を歩きたいと



心から思います。