「宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION」発売! | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

…て例によって「遅いよ!」って感じですが、ようやく「宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION」手に入れました。


「シャリバン赤射版」同様、「焼結」版です。

よって相当遅ればせながらブルーレイデッキ買いました。


「宇宙刑事」の為にブルーレイ買う事になるとは!?


「時空警察ヴェッカー改 ノエルサンドレ」のDVDも発売中(?)のようですね。

これは僕もまだ手に入れてないんですが(こっちが先だろ!)。

内容は以前アメスタで配信されたものと同じのようです。初めから「見せる」為に撮ってるので、「ヴェッカー1983」のDVDよりは観やすいかもしれません。


「宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION」も内容は(当然)以前試写会で観たものと同じですが…

やっぱりこの作品は映画というよりVシネマとして作られてるなぁと思いました。


ブルーレイが綺麗すぎて、なんだか色々ナマナマしい感じですが、それもVシネっぽいかな。


前にも書いたとおり、原作(とあえて言う)の「宇宙刑事シャイダー」を踏襲し、内容は殆ど「宇宙刑事タミー」なんですが(笑)。

でも、自分は宇宙刑事だと市井の人に名乗ってみたり、シャイダーっぽい?ところも多かったです。


原作のシャイダー=沢村大がさわやかイケメンだったのに対して今回の烏丸舟は暑苦しくも軟派な中年で、それが魅力であるのですが…(試写会の大画面ではなく)メン(テレビ画面)と向き合うと、やっぱり「この人はシャイダーではない」と思ってしまう。


というか、「僕の好きな」ヒーロー像ではない、かな。

シャリバンの日向快の方が、ヒーローとしては好きですね。

前に書いた通りシャリバンぽくなさそうでシャリバンっぽいし。


大活躍のタミーちゃん(やっぱりネーミングは民子からだったのね)も、はちゃめちゃで、「見せパン」見せまくりで(笑)キャラとしてとても楽しいんですが、「僕の好きな」ヒロイン像ではないですね。(川本まゆさんは好き…になる!…ですが)


前回この作品について書いた時、(ヒロイン演出に関しても)「もはや僕にはやる事がない」的な事を書いたんですが、今観直して見ると

「僕にもまだ出来る事があるかな」と思いました。


舟とタミーの微笑ましい(よく観るとかなりいやらしい)年の差恋愛も、僕なら違う見せ方をする、出来ると

思ってしまいました。



でも、何度観ても作品自体が面白いのは変わりません。

どう観てもスゴいです。坂本監督スゴすぎます!!!


(変身後の)宇宙刑事3人が3大母艦と共に共闘する画だけで、宇宙刑事ファンは買う価値ありだし、宇宙刑事を知らない人にも(知らない人に、の方が?)おススメには違いないです。







実は10年ほど前、東映ビデオさんからの依頼で、「女宇宙刑事のアニメ」のプロットを書かせて頂きました。今回のVシネのエグゼクティブプロデューサーであるKさんと試写会で再会し、その事を話したら

覚えていてくださり、ここに書いてもよさそうだったので内容を少し書きます。


アニーが主役で(当時人気のあった)「アイカ」のようなアニメにしたいという事でしたが、僕は勝手に沢村大の妹(初期設定にあった)が兄に代わって青いコンバットスーツをまとい、アニーと共闘する、ような内容のものを書きました。

「シャイダー」は太古の昔、この銀河を救った英雄「戦士シャイダー」の末裔に与えられるコードネームなので、大ちゃんの妹は同じ血を継いでいるから名を継ぐ事は出来るのではないか、という事で。


一人の少女が憧れの兄、行方不明の兄を追いかけ、捜し求め、これを越えるための物語でした。

アニーは主役ではなくり「シャイダーのパートナー」であって欲しいので。

妹にシャイダーの面影を見つけつつ、ふと赤くなる…みたいな。


…というか、僕が「少女の成長譚」が好きだから、というか(笑)それしか書けないのかもですが。


でも、内容は皆さんに好評で、脚本自体は上原正三先生にお願いしようという話にもなっていたのですが…



今にして思うと実現しなくてよかった。あれは僕の個人的な2次創作であり、妄想だったと思います。


今回の「宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION」及び「宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION」も続編というより、よく出来た2次創作だとも思ってしまいます。「学園特捜ヒカルオン」(知ってる?)みたいなもの。


でも、この作品の「続編」はずっと続いて欲しいと思います。