学生で東京に居た時の 美容院 について
思い出したことがあるので書いてみます。
東京の美容院は 火曜日 がお休みなんですね、
関西では 月曜日 です。(基本的に理髪店さんも)
慣れるまでは、間違えて、あっ!と思うこともしばしばでした・・・
大学生の頃、うちから徒歩3分くらいのところにある、こじゃれた
美容院が行き着けでした。
お店の名前は、アメリカの作家の名前で
(へミングウェイじゃボサボサのイメージですが、
アーバンな雰囲気の作家です)
当時珍しかった、床がフローリングで、籐の椅子で、
壁に大きな鏡が
立てかけてあって、お洒落なOLさんや
ヤングミセス御用達
って感じで、料金も・・・でした。
その美容院の担当者さんが、病気でしばらく
お休みされていた時、
どうしても、髪をアップにセットしなくてはいけなくなって、
他のスタッフさんには悪かったんですが、
家の近くに半年ほど前に出来た
美容院のオープン時のチラシだったか、
割引券がうちのポストに入っていたことがあったので
まぁ、アップにするだけだから、ためしに行ってみても
良いかな~と浮気しちゃいました。
で、夕方の少し前に行ってみたんですが、
丁度、お客さんは誰もいなくて、3~4人の女性スタッフが、
上から下まで私をじろじろ見つめる・・・
一見さんはお断り?
田舎モノだと馬鹿にしてる?
気が弱い私はおどおどしながら
「あの、、、アップのセットをお願いしたいのですが」
と言うと、
「うちで良いんですか?」
と怪訝そうに確認・・・
「はい、えっと、ダメですか」
私は益々きょどきょど・・・
「・・・・ じゃ、どうぞ」
なんて、お高くとまったお店なの!
と半分腹が立ち、半分きょどきょどの私・・・
しばらくすると、お客さんが入ってきて、その姿にびっくり!
近くにヘビメタのバンドがよくライブをすることで有名な
古風な名前の ライブハウス があるのですが、
そこで演奏してそうな 服 装 & メイク をした男の人や
ファンの女の子が数人ぞろぞろ入ってきたのです。
お店のひとは
「いらっしゃいませ~(にこにこ)」
と私とは全く違った対応・・・常連さんらしい・・・
そこで気がついたのです、この美容院は
ヘビメタ関連のひとの
御用達美容院だったのです!
そりゃ、ミス・アシダのワンピースを着た
ブリブリ(ひゃ~死語!)の学生が来たら
うちでいいんですか?
と言われるはずだわ・・・
ちなみに、チラシや、お店の看板とかに
ヘビメタ専用とか、
モヒカン歓迎とか
書いてなかったんですけど・・・
セットしてくれてるお姉さんが
「久しぶりに普通のセットしましたよ」
と苦笑いしていました・・・
見た目全く普通の美容院なんですよ・・・
もしも、店名が
ボーン トゥ ビ ワイルド や ジューダストプリースト や
AC/DC とかアイアンメイデンとかガンザンローゼスとかだったら、
最初から予想して行きますよ (ってか、行く気?)
お兄さん達は、あっという間に
YOSHIKI や HIDE みたいな
鶏冠(とさか)や
極楽鳥みたいに変身して
颯爽とライブハウスに消えて行きました・・・
私の方の出来上がりは、久々とはいえ、さすが、プロ!
苦笑いしながらも、しっかりセットしてもらえました。
あ、赤やピンクのヘアカラースプレーは、
遠慮しておきましたが・・・
*今にして思えば、この美容院はオープン時から
ゴクラクチョウ専門のつもりではなかったものの、
ライブハウスが近くて、ということで
途中で 方向性を変えた美容院だったのかもしれません・・・
美容院が乱立してましたからね~