暖かい冬(今の所) | ジュネーブ半径500Mな毎日

暖かい冬(今の所)

今年は100年に一度の寒波と言われたジュネーブなのに

暖かい

暖かい

暖かい

スキー場も全部オープンしていない所もあるし

どうするんだろう?

いや、私は別にどうもしないんだけど。



とはいえ、カメラを持って外に出れば、やはり木は冬枯れている。

冬枯れているんだけど、どうなんだろう。

落葉樹であっても、木が素っ裸になるほど葉が落ちる木ってなかなかないものだ。

枯れても春まで枝にしがみついている葉っぱって結構多い。

しがみついているというか、もうからっからに枯れていて、ほぼ重さもないような感じなので

ほとんど惰性でくっついているという感じかも。



O.ヘンリーの「最後の一葉」を思い出す

最後の一枚まで潔く落ちるためには、相当な北風が吹き荒れないと落ちないんだろうなーと思う。

「あの最後の葉っぱが落ちる時に私の命も尽きる」

と憂う病室の少女に思いを馳せてみるけど、一枚だけ葉が残っている木、本当に見た事ない。

命の儚さと闘う少女、病室でベッドから起き上がって葉っぱをみられるくらいなら、もっと希望もって頑張ろうよ、

とか思ってしまう、リアリストな散歩者。



リアリズムとロマンティシズム。

過剰なロマンティシズムが好きじゃない私は、

そういう意味で、O.ヘンリーもあんまり好きじゃなかった訳か

と妙に納得しながら冬のジュネーブを散歩するのでした。










下の写真は、少し青いフィルターをかけてみた所、壁の青い落書きが目立つ目立つ。

一体どうしたら、あんな場所に落書き出来るんだろうかと思うけど

それがラクガキストの生き甲斐なのかも