このままでは終われない! | このままでは終われない!

このままでは終われない!

このままでは終われない!
このタイトルに全ての思いをのせて挑んだ今年の一級建築士試験。
サブタイトルに「今年が最後の挑戦・・・」と覚悟を決めて挑んだ今年の試験。
全力を尽くしてきました。


結果は不合格。
いや、まだ採点できていませんが・・・
確実に自力で解けた問題だけでは合格点に遠い。
5択なので正解の確率はあるが、
過去の経験からしてそんなに甘くないこともわかっているので・・・


今年は、確実に解けた問題だけで合格点の最低ラインに立つことで合格をめざした。
合格物語で学んだ問題、解き方又ウラ指導での考え方、問題の解き方などで、
去年よりは確実に加点できた問題もあった。
これは、どうにかこうにか最後の1秒まで努力してきた結果だと思っている。
しかし、力及ばず・・・



先ずいきなり計画で窮地の立たされた。
解けない・・・
これで焦ってしまった。
その後の法規も引きずられた。
試験を幾度となく受け、ペース配分や出題者の思惑なども
把握していたはずなのに、
今年に掛けた決意に押しつぶされるように、
正直、模試の結果は悪かったが本番ではある程度出来る自信もあった。
しかし、計画を解き進めるにつれて
だんだんと不安になっていき、焦りへと変わり平常心を乱した。
途中何度と、集中力を取り戻すべくペンギンさん流一点集中もやってみて、
なんとかリズムを取り戻そうと試み、
法規に取りかかったが、集中できていない自分がわかった。
問題文が頭に入ってこないのである。
完全に自滅ですね。
午後になって、もう帰ろうかと思ったが
最後まで全力を尽くすことをここで誓っているので、
最後まで、力を尽くした。
午前中の失敗で、肩の力が抜けたのはよかった。
が、終わってみれば昨年の試験結果とそれほどの進歩がなかった。
しかし、戦う姿勢は明らかに去年とは違ったぶん収穫もあった。


「がんばったが合格」


これが今年の私の成果だ。
そしてこれがわかった意味は大きい。(今の私にとって)


世の中では資格がないと設計できないことになっている。
この「資格」っていうを乗り越えないとダメなのだ。
私はこの壁をなめていた。数年前までは、
そのうち取れるだろうとただ、努力もせず
1人で10カ年計画などど恥ずかしげもなく思って
何度と試験を受け続けたのであった。

しかし、試験に本気になれない私なりの持論もあって簡単に言えば
「試験で何がわかる?」
「せいぜい暗記力程度じゃん。」
だった。
資格を持っていても、
物理的なものは出来ても建築が出来るとは限らないから、
などと・・・(青かった。)
だが、実務経験が長くなるとそうも言えないことがわかった。
当たり前のことだがそれでしか他人の判断ができないのだ。
「私無免許なんです」なんていう運転手のタクシーに乗る人はいないだろう。
そうはいっても車の運転免許と建築士の資格は違うから例えにはならないが
他人の判断材料としてはそう遠くもない例えだ。


最近、この資格制度の中味が変わろうとしているようだ。
資格を取った後も、継続的に講習・試験をし技術レベルを維持していこうというもだ。
私個人としてはこの流れにまた何か抵抗を感じる。
なぜか?
話的には以前からあったのかもしれないが
耐震偽装を発端に見直す内容には思えないし、意味があるように思えないからだ。
偽装はモラルの問題、その人の置かれた環境の問題もあったかもしれないし
その他に原因があったかもしれない。
それで、資格者の技術レベルを上げれば解決するものではないし、
講習や試験でモラルなどのレベルを引き上げていくなんてできるの?
行政側にはなんの落ち度もなかったの?
システムに問題は?
そんな思いだ。
資格を取ってもまたふるいに掛けられると思うと何か
資格も取れていないのに絶望する思いなのだが・・・



話がそれてしまった。
つまり、だけでは設計が出来ない世の中なので、
資格無しでは今のポジション(設計)で仕事を続けるわけにはいかない。
しかし、サッカーのヒデのように今日引退宣言をしても
明日から家族が路頭に迷ってしまうので・・・
これからのことは白紙だ。




最後に受験生の皆様お疲れ様でした。
合格物語を通じてブログを立上げ、がんばってきたみなさん
そして特にリンクを張って頂いた


「まあさあの一級建築士試験受験録 ブログ編」さん
「ロンリーファイト!! 」さん


ありがとうございました。



今年、受かった人(予想ね)もダメだった人も
また、新たな1歩踏み出すしかない訳ですから・・・
がんばりましょう。


その前にとりあえずつかの間の休息を、







ps.今回の試験会場でちょっとだけ嬉しかったことがありました。
  それは、隣の方が合格物語で勉強されていたことです。
  たぶん、同じように独学でがんばってきたのでしょうね。
  印刷テキストに付箋がいっぱい貼ってありました。