ここ数日は明け方になるとひんやりと涼しくて心地よい。日中は相変わらず暑いものの、気がつけば高らかに鳴いていた蝉の声が聞こえなくなった。そして日が落ちると遠慮がちに鳴く秋の虫の声が聞こえてくる。
寒くても花が咲き春が訪れる。暑くても日差しが徐々に和らぎ秋が訪れる。季節は寸分も違うことなく移ろい、それを五感で感じられることは素敵なことだと思う。中でも海の色で変わり行く季節を知るのがとても好きだ。季節の変わる瞬間の水の色はどんな色なのだろう。
車窓に広がる青々とした田圃も少しずつ実りの色に染まりつつある季節。
少し物思いに耽ってみた。