お天気には恵まれたものの少々いやな風が吹いています。揺れるよ〜と脅かされながらの乗船。
確かに尖った三角波が多くて、到着前に酔ってるになりそうだとドキドキ。でも船窓に泡立つ波を見ていたら急にビールスイッチが入ってしまいまして……ほら、これで海が黄金色なら………ね。上陸と同時にビールチケットを買いに走ってました(笑)
その昔、六島には一面の黄金色の麦畑がありましたが、現在はそのほとんどが耕作放棄地となっています。島おこしの一環として行われたことの1つが黄金色の麦畑の復活でした。耕作放棄地の開墾し、撒かれた種はすくすく育ち、青い海と空を背に見事な黄金色の麦畑は誇らしげに潮風に揺れていました。およそ60kgの麦が採れ、1年という時間を経て六島産大麦ビール〜麦のはじまり〜が出来上がりました。このビールの醸造記念として、六島オクトーバーフェストが開かれたというわけです。
六島産のビールだけでなく、吉備土手下麦酒、真備竹林麦酒、三石耐火煉瓦、小豆島まめまめびーると個性的な麦酒醸造家がご自慢の麦酒を持ち寄りました。
最初に飲むのは、もちろん麦のはじまり
飲みさしでごめんなさいね。つまみも無しでぐぐっと飲んでしまって、慌てて撮った写真です。柔らかな色と爽やかな喉ごしは軽くて飲みやすい。春先に灯台の麓で揺れていた菜の花を思い出しました。時間をかけて深みが増して行くのでしょうが、このままがいいなぁと思いながら飲みました。
次は三石耐火煉瓦のオールド・エール。
3杯目はこちら
お米と米麹を使ったビール。香りこそないものの日本酒に近い口触りで、すすすっと飲めてしまいます。
そして焼き上がりを今か今かと待ってた肉の丸焼き〜♬ 文句なしに旨いっ!
この辺りから風が強くなって来て、海を渡って吹く風は冷たくて寒い……3種類も飲んだし、そろそろ終わりにしようかなぁというところでひじきが湯掛けましたと放送。
北海道からもネットで注文が来るという「ひふみちゃんのひじき」は天日干しなのでとっても美味しい。11月、寒い季節の始まりはひじきの収穫期の始まり。その採れたてのひじきを湯がいてポン酢をかけたものがこれ。
普段はなかなか飲めない個性的な地ビールと素材の良さが全面に引き出されたシンプルな料理。どちらもホント美味しくて、最高のイベントでありました。炭酸が苦手なのでビールが美味しいと思ったことはあまりありませんが、昨日のビールは人生の1.2位に入る美味しさでした。
今日は朝から全日本大学駅伝を手に汗握りながら観てます。
ああ〜ビール飲みてぇなぁ……なんてね(笑)