わたしのなかのあなた (Hayakawa Novels)/ジョディ ピコー
¥1,890
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デザイナーズベイビーって言葉が実際にあるのかはわからないのですが。

この本は、小児がんにかかった姉を救うため、両親が計画的に作った

妹、デザイナーズベイビーが、最初は臍帯血だけだったのに、そのうち

脊髄だの、腎臓だのを当たり前に自分の体を切り刻んで姉に提供する

ことを自分に望む両親と裁判で戦う女の子の話です。


いろいろ、くーーーーーーっとくるシーンがあるのですが。


ワルのお兄ちゃんの腕に注射の後だらけなのを見て、

母親がクスリをやっているのではないか、と疑うのですが

実は姉のために頻繁に赤血球を提供していたり、だとか。


病院で開かれたパーティーに、同じ病気の彼にエスコート

されて髪の毛が全くない彼女がうれしそうに頬を染めて

出かけていく後ろ姿を、父親が感動して見つめていたりとか。


けっこう、涙腺、壊れちゃうか、ってくらい泣いちゃいます


急に思い出したのは友達のブログでこんなCM 貼り付けていたので


物語のほうは、衝撃のラスト、えええええ、こんなことになっちゃうの!?

パパが消防士だったり、ママが弁護士だったり

様々な伏線が最後にこういう結末をもってこさせたのかなぁ、なんて

思っちゃいました。