MSが予想する未来がきっと到来するだろう。


現存する技術を見れば、この未来がいかに現実味を帯びてきたかがわかる。
MSが提示している未来の技術はほぼ可能だと思える。
kindle、グーグルの電子リーダーを拡張したり、iPhoneのアプリを転用したりすれば、デスクがそのままデータの情報共有の場になったり、news paperを毎日電子ペーパーでアップロードしたり、とできるはず。

ただMSがその動画内で、現実空間に何の媒介もなしにair tagを出すのは無理やろと思ったので
(この動画の人にコンタクトにAR技術が実装されているってことなら可能かもしれませんが…)
拡張現実(Augmented Reality)の未来について考えてみる。
以下、省略形はARとします。

ARとは、現実環境にコンピュータを用いて情報を付加提示する技術、および情報を付加提示された環境そのものを示します。この分野では、セカイカメラが最も熱いんではないでしょうか。

セカイカメラ
がゆくゆくは、電脳コイルのようなヴァーチャルな空間と現実空間をつなげてくれることは間違いないと思う。そこで、セカイカメラ以外の注目すべき技術に触れてみる。

ARToolKitだ。
ちょっとプログラミングを勉強すれば、カメラを通して、あるマークからair tagのようにモノを浮かび上がせることができる。


iPhoneでも既に取り入れられているよね。


才能の無駄使いだが、こんなことだってできちゃう。

では本題に入りまして、セカイカメラやARToolKitを用いることによって…
ARはこれからどうなっていくんでしょう?

まず前提として、ただのエアタグではなく、イメージとしてエアQRコードになっていくとします。
理想としてはエアQRコードを媒介となるセカイカメラや電脳めがね?みたいなものが読み込み、どっかのサーバーから情報を即時提供するって感じ。

<セカイカメラなどのair tagのみで可能となる発展>
・タグによる視認
→待ち合わせの場合、GPSと併用して、例えば渋谷の交差点から彼女のタグだけを見つけられる。
→タグ同士をリンクさせて、子供の登下校などの通知サービスが安価で大規模にできる。
→食事をするときにタグからカロリーがわかる。フードマイレージがわかる。どこ産かがわかる。
→服などを見にいくと、雑誌モデルとリンクなんかしたり、ブランドの細かい情報を入手できる。
→タグ読み込みでフリーペーパーが電子化する。

・情報開示
→全ての商品にタグ(もしくはARToolKitのマーク)を貼り付けて、必要な情報などを持たせる。
→お店の前に仮想のタグ本棚(もしくはARToolKitのマーク)があり、そこでその店の評価(雑誌、口コミ)などを見て、入るか決めれる。(営業妨害のタグは×かもしれんが、常識的なタグならネットワーク化されて、店長がどうにかできる次元ではなくなる。)
→個人へのタグとして、自己紹介・経歴などを公開できる。またtwitterでのつぶやきの常時提示やら、mixiみたいな他人からの紹介文みたいなものもできるよね。(下記により詳細を書きます。)

<air tagと既存の技術のコラボによるイノベーション>
→それぞれの車にタグを内蔵(カーナビにインターネットを媒介として)繋げることによって、事故回避システムの構築が可能。他もいろいろとあるでしょうが、おもしろくないんで略。

<air tagと未来の技術とのコラボによるイノベーション>
・ARの膨大なデータの処理性能UP
前提に多分映画マトリックス級の情報処理が必要。つまり量子コンピュータが必要。
→ARに仮想の犬、友達、恋人を配置。(アンドロイドよりこっちが先に来るかもね、脱二次元。)
→仮想空間における活動(エヴァのゼーレみたいな会議、サバイバルゲーム、観光)

・生物工学の発展(特に脳とのリンク)
ニューロサイエンス(脳科学)の進歩より、思考を外部のデータベースから知識や情報を探し出すことが可能であり、すでに1分間に15文字の単語を出力できる技術があることなどを背景知識とする。
→脳とタグと衛星をリンクさせることで、一人の兵士が複数の兵器を操縦できるようになる。(FRONT MISSION DOG LIFE&DOG STYLEっていう漫画で描かれている)
→視覚を失った人の脳とタグ(もしくはAR)がリンクすることで、仮想的な視野が得られる。
→人の脳とタグをリンクすることで、ARに字幕を発生させる。つまり聴覚障害者や母国語ではない言語を聞く人が、相手の思考を字幕を通して意志伝達を行う。(音声自動翻訳機よりも可能性があるのではないか…)

さらに発展させて…

<国民へのタグ義務化>
倫理観はさておき、まずは考えてみよう。
・体内に生体用ナノマシン兼タグみたいなものを埋め込む。
→血圧、体脂肪などの基本的な健康に関するデータをARに表示。
→心肺停止・遭難のなどの場合、緊急タグが不特定多数に向けて表示。最寄の医療機関へ通達。
→逃走犯にタグがついたら逃亡不可能。囚人も同様。
→生体タグがパスポートとなる。IDとなる。


うむ、妄想すると楽しいな。倫理観を度外視すれば、どれももうすぐ可能ではないか。
とりあえず、ARからは目が離せないな。今後も要チェックやな。