長年、クローン病の治療をやってきて、改めてというか、わかっていたけどこれが一番効果的だなということが最近自分の体をもってしてやっとわかってきました。

その治療を効果的にするコツというのは

『徹底的な食事制限』 と 『食べる量』 です。

長年、漢方や鍼灸を中心とした東洋医学の治療をしてきましたが、これは間違いないです。
いくら高い漢方や有名な先生のところに通っていても食べるものが適当で、食べ過ぎて消化に体の力を使いすぎていたら、体の回復する力はほとんど残されていません。
油もの、刺激物、コーヒーなど自分の体に合わない物を食べ続け、また自分の体に合っているものでも食べ過ぎてしまうと確実に体にダメージが残ります。
そのダメージを漢方、そしてその他の治療法の力を借りて、自分の治癒力で治していくのですが、その治癒力にパワーがなかったら治癒するどころか、悪い食事の負のパワーに負けてしまいます。
その繰り返しがクローン病を治せないものにしていきます。
ただでさえ、クローン病になると消化能力は落ちます。
それなのに健康体だったころの食事ガツガツ食べてしまっては体も参ってしまいます。
それをいかに止め、治癒に力を使える状態を作るかというところが治療をうまく進めるミソだと思います。

私もちょっと食べ過ぎたな・・・という日の次の日は調子が悪くなります。
逆にちょっと少ないかな?という日を続けると好調になってきます。
メニューは野菜の煮込みメニューが中心です。

まずは自分に合う食べ物、食べても大丈夫な物を探しましょう。
そして、その量を少なめに食べてみましょう。

基本的には野菜中心で飲み物はお茶か水になってくると思います。
それをいかに続けられるか。
これが難しいですが、ここが治療をうまく続けられるかどうかの分かれ目になってくるような気がします。

こう書いた私もクローン病と診断されたばかりの時はラーメンやカレーの夢を見ていました。
そして、こっそり隠れて色々食べていました。
そして、状態はどんどん悪くなり、結局手術ということになってしまいました。
色々やった結果、ここにたどり着きました。
美味しいものをたくさん食べたいでしょうが、良くなるまたは病気が治るまでは食事は諦めざるをえません。
野菜中心のメニューを食べ続けることで野菜が好きになってきます。味覚もどんどん変わってきます。
もともと野菜がそんなに好きではなかった私も、野菜のメニューが好きにり食べられるということに感謝して、食べられるということ自体が出来さえすれば、メニューはなんでもいいやと思えるようになってきました。
あとは・・・
クローン病治ってくれ~。
それを待つだけか?


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