空気が澄んでいるからだろう・・・
今夜の月や星はいつも以上に輝いている・・・
それとも、僕の心がいつもより穏やかで優しい気持ちでみたされているからだろうか?
部屋へ案内をする貴女のはにかんだ笑顔は・・・
一瞬で、こわばった僕の心を穏やかにしてくれる・・・
もっとその笑顔を見ていたい気持ちと裏腹に、うつ伏せから施術がはじまる。
落とした照明と清潔なタオルに安堵しながら・・・
足首からオイルを滑らせていく小さくも力強い手・・・
腰から背中にかけてオイルを滑らせる頃には僕の体は熱を浴びてくる・・・
それは、施術によるものなのか、貴女に身を委ねている僕自身なのか・・・
仰向けになる
デコルテにオイルを滑らす貴女・・・
ぐいっと・・・
抱きしめたくなる気持ちをこらえる僕・・・
とどまることの無い会話と心地よい時間・・・
2人の距離が縮まったかと・・・
思う頃に、僕は2度目のシャワーを軽く浴びる・・・
いつまでも留まりたい僕と・・・
刻む時・・・
またくるね・・・
貴女に告げて通りに出る・・・
自然と笑みがこぼれる僕・・・
見上げる夜空に月や星が輝いていた・・・
ameba