こんにちは
すまプロです。
今回もオリジナリティ満載の実例集の続きです。
ご夫婦でモデルルームにご来場になりました。
ご主人は終始寡黙な方で、奥様がすべてお決めになるスタイルの
ご夫婦です。よくあるパターンです。
こういうご夫婦の場合、必ずと言っていいほどの決まり文句が
あります。
「私はこれがいいと思うんだけど、あなたはどう思う？」
「うん、いいんじゃないか・・・」
新築のマンションの場合のフリープランでも、
予め、基本となるプランが設定されており、変更部分について
再度お見積りをして、原設計のプランからの差額を算出します。
最終プランが、原設計よりも工事金額が低くなった場合でも、
建物購入価格がお安くなることは通常はありません。
奥様が、
「子供が二人いるので、（当初プランの）３ＬＤＫを４ＬＤＫにして
もらいたいのだけど、金額を当初のままで。」
同じ仕様であれば、間取りが増えれば、確実にコストは高くつきます。
一般的に、壁や扉や収納が増えるからです。
「一部屋増やすということになれば、当初の価格のままという
わけには参りません・・・・・」
営業担当者がそういうと、
「だったら、子供部屋は机もベッドも造り付けにしてもらえるかしら？
お値段はそのままで。」
原プランの３ＬＤＫでは、３室にそれぞれクローゼットが標準で
装備されているのだが、
さすがに、机やベッドを造り付けにしようとする方は珍しい。
「キッチンや洗面やお風呂はそのままでいいのだから、子供用の
机とベッドだけは何とかしてよ。」
と言われましても・・・・・・。
こういうお客様も結構いらっしゃるものです。
１室に二人の子供、机もベッドも２台ずつ必要です。
クローゼットはやや広め、書棚なども置けるスペースが必要です。
そこで、
「家具間仕切り」を計画し、「デスク・インベッド」を向かい合わせ
にして、間仕切り壁を不要にしました。部屋の出入り
口の扉は１か所、扉の脇にクローゼットを配置しました。
※「デスク・イン・ベッド」：ベッドの下部に机と書棚がセットになって
いる机・ベッド一体型家具。組立式の既製品であればローコスト。
この提案に、奥様が納得。
「デスク・イン・ベッド」に関しては、通販などで購入されるほうが
安くつきますとお話ししたところ、
「うちの旦那でも組み立てられるでしょうか？」
「それは大丈夫でしょう。ご家族が手伝ってあげて下さい。」
で、・・・・・・一件落着。
マンション購入価格も原プラン通りの価格で済みました。