遅ればせながら今年梅雨に漬けた
赤紫蘇に染まった真っ赤な梅干しを天日に干しました。
梅干しを干す日=土用干しという名前の通り
大体2回目の土用丑の日(8/4)に干すのが一般的ですが
今年は天候が不安定だったり台風が近づいてきたりとなかなか干す機会が訪れず。
変わりやすい夏の天候で三日間連続した晴れ間を探すのは容易ではないですね。
お盆のはじまり迎え火を焚く日あたりが都合よく
せっかくなので故人との思い出を思い浮かべながら
炎のように真っ赤に彩る梅干したちを空にかかげて
祖母たちの帰りを待つことにしました🥒🐎
その昔、
西伊豆に住む祖母が一人で黙々と梅を漬けており
その梅干しは静岡の海で採れた海塩と自宅の畑に植えられた梅の木から採った梅、
もぎたての大きな赤紫蘇で出来ていました。
燦々と降り注ぐ太陽の光をいっぱい浴びて
お日様のいい匂いが閉じ込められた梅干し。
田舎へ行く度に「持って行け〜持って行けー!」と
帰り際にビニール袋へ入れて採れたての野菜やお米、味噌と一緒にどっさり渡してくれるのでした。
行く度毎度どっさりと渡されるものだから
面倒くさそうに、照れくさそうに
「こんなにいっぱいいらん!!困るいらん!!」と
なんだかんだ文句を言ってつっぱねる父。
そうして最後にこっそりと私が祖母から手渡されてもらって帰っていました。
でも本当のところ父も母もこの梅干しを
たいそう気に入っていたのを記憶しています。
もちろん私もこの梅干しが幼い頃から大好きで、
この味をずっと絶やしたくないと考えていました。
(いつの時代の梅干しか。おそらく昭和のどこか)
未だに何十年も前に漬けられた祖母の梅干しを
食べず大事に冷蔵庫内の片隅で保管しています。
食べられるかは謎ですが20%以上の塩分の梅干しは物理学的には100年持つと言われています。
さすがにこの梅干しは食べられませんし(色んな意味で)
仮に食べられたとしてもそこで食べきって歴史が終わってしまうな🤔と。
そこで6年ほど前から
自家製梅干しをつくりはじめたわけです。
あの味を思い出しながら。
熟成を経て出来上がった初めての田舎梅干しは
不思議なことに全く目新しさを感じませんでした。
「おなじみのあの味」
またこの味を懐かしんでくれる人が他にも沢山いました。
話を聞いてみると
『昔懐かしのおばあちゃんの味』だそうです笑
なるほど。
みんな共通の懐かしのあの味なんだなと。
【赤梅酢】
副産物として出来上がった真っ赤な梅酢は
新生姜を漬けるのに取っておきます。
この赤梅酢もたいへん優秀で
美味しいだけではなく高い抗菌作用があり
うがい薬としても重宝しています。
【色漬け後の紫蘇】
今年は赤紫蘇がいっぱいなので
ご飯のお供、ゆかりも沢山出来そうですよ🍚🥢
来年はもっとたくさんの人に美味しさと懐かしさを味わってもらえるように、
少し多めに漬けようかなと思いました。
梅干し2022は3日目の明日に完成します。
明日8/16は送り火でもありますね🍆🐄
送り出すまで梅の炎をたやさずにもやしましょう。
なつかしい田舎梅干しストーリーはこの辺で。
【週末いちご日記2nd🍓🍓】
8/14
晴れ☀️
最高33℃
最低24℃
子苗達の成長🍓☘️
早々に秋果の収穫が終わってしまった
ラズベリーのプリモケーンですが、
下の方からまた新たな芽がニョキニョキと🌱🌱🌱
これは一体どういうことでしょうか。
ものすごい生命力🍓
2mの横幅になったブルーベリーレガシー🫐
迷いラベンダーは今夏あまり花が咲かなかったので
来年に向けて対策をしたいと思います*
おまけ
【JIMOTOフラペチーノ】
沖縄フレーバー
ちんすこうキャラメルフラペチーノ
🌴美味しかった🐬