言葉について最近よく考えています


僕は最近ある言葉によってこの人のことをもう一生信じることはないだろうって思ったことがありました


秒数にしたらたった数秒の言葉で世界が変わる


僕をそうさせてしまった言葉にも、その背景に関係なく、例え流れとして出た言葉でも、心のすみっこをチクチクとつっついてくる


そう思ったら自分が何気なく口にした言葉のすべてが怖くなってあまりうまく喋れなくなった


きっと自分の発した言葉の中にも、僕が思っている以上に取り返しのつかない言葉が沢山あって


一生それを弁解することが出来ないこともあるんだろうなって


ふとそんなことを考えてたらね、なんの前触れもなく偶然にもメンバーが


「芥くんは言葉を大事にしてるからなあ」


なんて言ってくれて


ドン底に落とすのも言葉だし救ってくれるのも言葉なんだって


なんだか情けなくなった


「芥君、ボーカルは言葉を操る唯一のパートなんですよ!」


って彼が言ってたっけな


そんなことを思い出しながらもう生で聴くことが出来ない彼のバンドの音源をひたすら流していました。あいかわらず雨がよく似合う。


見えないものがなんでこんなに強いんだろう


言葉はこんなにも強いのに不確かで本心のすべてが詰められるとも限らない


でも伝えなければいけません


怖がれば刃が錆びる


強がれば人を傷つける


この諸刃の剣を振り回しながら世の中のボーカルは戦っているんだなあ


みんなすげえ


新聞配達して初めて買ったフェルナンデスの3万円のギターが笑ってる


俺を捨てて歌を選んだんだろうって


キミのおかげで沢山の仲間に出会えましたよ


それは俺の後ろや右左


前にもいっぱいいるんだよ


伝えにいきましょう


まずは9月16日


この日はきっと


「ありがとう」


この5文字がしっかり伝わればいいや