お久しぶりです!





また更新が空いてしまったのですが

この期間に何していたかというと…

引っ越しをしていました!




引っ越しというか、

詳細をお話しすると

出産のための里帰りなのですが


妊娠中に私の持病が悪化してしまい

出産後すぐに治療を始める予定なので、


夫婦二人きりで、しかも片方弱ってたら

初めての育児を乗り切れないだろうなぁと考えて、

実家の協力を借りて通常よりも

ちょっと長めの里帰りとなります。



長くなるのを見越して

荷物も多くなるので引っ越し業者さんに

お願いして週末に引っ越しをしました。




なのでお仕事のたびに地元の群馬から

東京に出張するスタイルでの生活がスタート!





最後の自宅リビングの景色。



次にここへ帰ってくる時は家の中が

ベビー用品だらけになっていて

今とは雰囲気が全然変わっちゃうんだろうなぁ

とか、色んなことをしみじみ感じてました。







いよいよ妊娠後期。

お腹も顔もまん丸になりました。笑



安定期に入ってからはあっという間でしたが

それまでは本当に長かった…!!えーん




妊娠が分かった時のことは

前にブログに書きましたが、






今日はその後のことを

思い出しながら書こうと思います。



*****





妊娠検査薬が知らせてくれたのは

喜びや希望以上に圧倒的な「現実」でした。



え?どうする??

どうなっちゃうの?



私は結婚する時も直前に

ひどくマリッジブルーになってしまったり、

元々「変化すること」に弱くて特に

幸せを目の前にした時は自信の無さから

怖さを覚えてしまう性格です。




妊娠も例外なく、授かった命を

手放しに喜べない自分に最初は戸惑いました。



妊娠すると身体はいきなり

母になる準備が始まる。

それに気持ちが追いつかない。




母性は妊娠したら沸いてくるもの

思っていたけど、みんながみんな

そうじゃないことを知りました。



要は私の精神がまだまだ

子供だったということです。



「子宝」というけれど、

天から降ってきたのは重い責任でした。




「赤ちゃんのことを考えてバランスの良い食事を」

「赤ちゃんに影響あるから妊娠初期は激しい運動は注意が必要」

「赤ちゃんに危険が及ぶので6ヶ月過ぎるまでフットマッサージはダメ」



なんでも、どこいっても、

主語が赤ちゃん、赤ちゃん


私の身体なのに、

自分のコントロール下にないこと、


ある日突然身体が赤ちゃん優先になって

自由がなくなってしまう感覚がありました。




今まではいつも『自分』の

気持ちだけで動いていたのに


妊娠した瞬間から

『自分+子供』になるんですよね、全てが。



自分+子供。

その+がどれだけ幸せなことか。

でも最初は分かりませんでした。


つねに自分の横に子供の存在があって

これからは自分単体で考えられなくなって

しまうことへの不安がありました。




ちゃんと子育て出来るのだろうか

私のせいで嫌な思いさせないだろうか

我が子を幸せにしてあげられるだろうか…




何よりもまず


「こんなこと考えてて、親になっちゃっていいのかな


頭にはいつもそればかり。




悩んだ時は本を読み漁って

いつも経験者の知恵を借りてるのですが

どの本を読んでも妊婦さんは幸せそうで、

母親になる気持ちの準備が全然出来てない

自分と比較しては自己嫌悪してました。



前は好きだった胎内記憶系の話も、

「赤ちゃんは親を選んで産まれてくる」

なんてフレーズ見た時はプレッシャーで

全く受け付けられなくなりました。




そんな中で、ある日ネットサーフィンしていたら

珍しいタイトルを見つけました。




「妊娠して幸せ」を演じることをやめた




今まで見てきた妊婦さん向けマンガとは

明らかにテイストの違うWebマンガ。



https://st.benesse.ne.jp/ninshin/content/?id=118609







「おおがきなこさん」という方が描いたマンガで

Webで反響呼んで書籍化もされています。





自分の今の気持ちを理解してくれる人を

見つけたような安心感。


この本のおかげで “自分は異常だ” と

責めていた気持ちが少し薄くなって

心がラクになりました。


(妊娠中に私のように喜びよりも

不安が大きくなってしまっている人がいたら

一度読んでいただきたいおすすめ本です。)




そして同時期に祖母に抱えている不安を

吐露した時に貰った言葉も

心をラクにしてくれました。


↓↓↓


「そんなに考えても

人生なるようになるよ。


今はとりあえず『身体貸してるだけ』

って思えばいいんじゃないかな?


子供は勝手に育つし、その時が来れば

母親になる準備が出来てようがなかろうが

自然に出てくるからさ。そして自然と母になるよ」





人生、なるようにしかならないって

思っていたほうがラクになりますよね。



今は不安でいっぱい なら

それでいいんじゃないかなと

思えるようになりました。



無理に喜ぶ方向へ

持っていこうとしなくてもいい。




そうやってあまり神経質に赤ちゃんのことを

考えないように過ごしていたら

あっという間に安定期に入り、


以前のような不安は消えていて

その頃から胎動や赤ちゃんの存在が

嬉しく、楽しみに思えてきました。




トツキトオカ…長すぎる……


と一時は絶望していたけど、

私には必要な長さでした。




自分で考えても解決できないことは

時間が解決してくれたりするんですよね。





周りの友人にもようやく赤ちゃんのことを

楽しく話せるようになったのですが

その時、友だちに



「ちえは結婚の時もいつか自分のせいで

旦那さんに嫌な思いをさせないかとか、

相手を幸せにできるかって散々不安がってたよね。


相手を幸せにするって

旦那が妻に言うのはよく聞くけど

妻が旦那に言ってるのは珍しいなって思ってた。笑



ちえはいつも自分の幸せよりも

相手の幸せを考えて責任感じすぎなんだよ。



でもそうやって不安やネガティブな

感情が出るのは、きちんとその後のことを

現実として捉えてる人だからだと思う。


その責任感がある限り、

自分も周りもちゃんと幸せにできると思うよ。」




結婚前に自分がそんなことを

言ってたなんて忘れていたし

今からしたら 「いやいや考えすぎ!」って

過去の自分に言いたいくらい。(笑)




妊娠や結婚だけでなく

仕事を辞める時、旅立つ時など

人生のあらゆる場面で


幸せに向かう直前に

怖くなってしまう人はいると思います。



だけどそんな人に言いたいのは



不安があるのは

ちゃんと現実を見ている証拠。

ちゃんと責任が持てている証拠。


だからその不安がある限り、

あなたはきっとこれからも

大丈夫。幸せになれる人。





妊娠期間、たくさんのことを考えて

たくさんの人の言葉に助けられてきました。



お腹が目立つようになってからは

電車で席を譲っていただいたり、

皆さん体調を気にかけてくださったり、

たくさんの優しさに触れました。




「おい、我が子よ。

君がこれから生まれる地球ってところは

優しい人がたくさんいてあたたかい世界だよ。


だから心配いらないよ。

安心して早く出ておいでー。」



と、最近はお腹に向かって

喋りかけるようになりました。




いい親になれるか分からないし

幸せに出来るかも分からない


頼りなくてダメなところだらけ。

今も色んな人に迷惑かけてしまっている。



だけどその分、

たくさんの人に助けてもらって

今の私がいるから


それを子供にも

教えてあげたいなと思います。




たくさんの人に頼って助けてもらって

その時の感謝を忘れずに生きなさいと。



自分が一番大事にしていることを

一番大事な我が子に伝えていきたいです。




残りわずかとなったマタニティライフ。

最後まで楽しんでいい思い出作ります!



今日も読んでいただき

ありがとうございました。