炭粉良三先生へ | クランのブログ

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難病(慢性血栓塞栓性肺高血圧症)を抱えながら医学部目指してます

先生が倒れてから、いつかこんな日が来ると覚悟しつつも、また元気になるんじゃないかと、どこか淡い期待をずっと持ち続けていました。
いつもみたいに先生からのメールや電話が今からでも来そうで、でも、もう二度と来ないことはわかっているので、本当に寂しいです。
お葬式で先生のお顔を拝見し、ご遺体が納められた棺を持ったとき、もうこれでお別れなんだと思うと、頭が真っ白になるくらい深い悲しみに包まれました。
本当に心から尊敬できる偉大な先生でした。
 
僕が逆風の中にあっても、
僕のちっぽけな可能性をいつも信じてくれて、
豪快な声と大きな暖かい手で背中を押してくれて、
そして、何より、孤独の中で闘っていた僕の、いつも味方でいてくれて・・・
それがどれだけ嬉しかったか、
それにどれだけ勇気づけられたことか・・・。
返しても返しきれないほど、あなたからたくさんのご恩をいただきました。
もう会えないと思うと、悲しくて寂しくて涙が次々と流れてきます。
病で命を失いかけていた僕も、あなたのおかげでここまで元気になれました。
そして、これから未来に向けて僕がやっていくことをずっと見守っていて欲しかった。
僕が目指している道は、きっとあなたが目指していた道でもあったはず。
それが現実化していく様子を見ていて欲しかった。
いつも周りを明るくしていたあなたにとって、
あなたのことで周りが悲しみを抱くことは、
あなたの望んでいることではないと思います。
でも、頭で分かっていても、やはり涙を止めることができません。
この悲しみを糧にして歩み出すまで、もうしばらく泣かせて下さい。
泣き終わったら、先生の大好きな独歩ビールを持って、また顔を見せに行きます。
 
炭粉先生、長い間お疲れ様でした。 あなたの背中をこれからも追い続けていきたいと思います。