「智くーん、ココア入ったよ」
「んー、ありが・・・あれ、いつものと違う」
「うん、これもどうぞ」
「へ?何?カード?見ていいの?」
「もちろん!」
『愛しの智くんへ
伝えたい言葉は一つだけ。
貴方のことが大好きです。
意外と上手く切り抜けてるでしょ?
奇跡のふたつ。より上手くできた方を貴方に♡
翔より愛を込めて』
「はずかしいな、目の前にいんのに手紙?」
「たまには良くない?恋文も」
「・・・ばか。最近の指の絆創膏はそういうことか」
「すごくない?芸術作品でしょ?
このハートすごくね?マジで上手くできたと思わない?」
「・・・うん、ありがと、翔くん」
「どういたしまして♪
自信作!早く飲んでみて」
「ん、わかった。・・・っち!」
「え?大丈夫?急いで手当てしないと」
「ってコラ!何しようとしてんの?」
「何って、手当て!どんな怪我も舐めればすぐ治る!」
「ちょっ、ンな・・・ばかっ、んっ・・・」
おしまい♡