昨日、重度障害者コミュニケーション支援事業主催の研修会に参加してきました。

主に、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の意思伝達装置の話でありました。
当地域では、これの支援は、有志のボランティアで行なっていましたが、ボランティアの高齢化とそれをささえる技術のある若者が少ないのとで、装置を必要としている人たちのニーズに答えられない現実がありました。

この度、委託事業として、重度障害者コミュニティー支援センターが立ち上がっています。


第1回目の研修は、センターの説明とコミュニケーション支援の内容の説明がありました。


当方、伝達装置に関しても若干知っていたのと、仕事として、積極的に受け持っていたのですが、ネットワークに参加していくことも考えて参加しています。


最後にお話しされていたのは、東北大学院医学部教授の伊藤先生

「日ごろの支援で考えていること」と題して話されていたときに、

自分は

「支援者の支援をしていきたい」

と。


お話しが終わって、先生のところに挨拶に行くと、

「どうもお世話様でした」


と、先に言われ?? 初対面なはずだが(15~6年前に会っていたかもしれない)??


実は、先生の家族が病気になった時に、訪問看護師として訪問していたのでした。

それを、先生は知っていたのでした。


「今日、リストを見せてもらった時に、来ているとしっていました」と。


講師は、どんな人が参加しているのか、興味があるんだね、と感じてしまいました。


先生は
「支援者のための支援をしたい」と何度もおっしゃっていたので、とても嬉しくなりました。


実は、私も、
「介護に携わる方の支援をしたい」と思っていたのですが、介護の世界から離れてみてみたら、
問題点が見えなくなってしまって、再度、ケアマネとしてこの世界に入ってきたのでした。


支援を必要としている人たちと付き合っている支援者は、同じくらいの痛みを感じています。
支援者の心の痛みを、また支援してくれるひとがいることで、継続して支援していけるのです。


伊藤先生のお話しから、ネットワークが築けていけたらいいな~と感じたのでした。