素直じゃなかった私と、あるお姉さんのお話 | 元No.1ホステスが伝える「ホステスの心得」

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お水歴15年。スナック、ラウンジ、クラブと渡り歩き、年商1億越えの売れっ子ホステスになりました。オーナーママを経て、現在はホステスさんへ「売れっ子になるための心得」をアドバイスをしています♪

ホステス専門アドバイザー:REINAです。

 

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女性2人 ケンカ

 

 

23歳当時に勤めていたお店には、私と一文字違いの名前を持つお姉さんがいました。

 

「れいな」と「れいか」みたいな感じです。

 

タイプも顧客層も雰囲気もよく似ていて、比べられることも多くありました。

 

 

 

 

私が入店した時点で、お姉さんはすでに5年のベテラン&ずっとNo.1。

 

まさに、そのお店の看板ホステスでした。

 

お互いに似てる部分を察知したのか、初対面の印象はお互いに『ヤな感じ』笑

 

1年くらいは挨拶以外で言葉を交わすこともなく、同じテーブルについても交わることが一切ない。

 

・・・という、無意識の険悪っぷりをお互いに発揮していましたエヘ

 

そんなある日、ひょんなことからこのお姉さんのイメージが大きく変わりました。

 

 

 

 

以前から声高に言っていますが、私はお酒が飲ません。

 

どれくらい飲めないかというと、奈良漬けで寝込む勢いです。

 

でも今とは比較にならないほど、飲めないホステスにはかなり厳しい時代。

 

「飲めないホステスはいらない」

「オレの席に来るな、ツラ出すな」

 

とハッキリ言われていた中で、さすがに断り通せない場面もありました。

 

ちょうどその日が数少ない『断り通せなかった日』でした。

 

 

 

 

トイレから戻る際に私を目にしたお姉さん、いつもと違う様子の私に気付き、

 

「ちょっと!!この子にお酒飲ませたのはだれっ!?怒り

 

と一喝。

 

あまりの勢いにお客様もしどろもどろ、ご、ごめんなさい、と謝る始末。

 

すっごい勢いで席を外され、裏で休ませてくれました。

 

 

 

 

奈良漬で酔う女なのでグダッとしてましたけども(笑)、お姉さんのその姿はしっかり見ていました。

 

うぇ~っとか言いながらも(笑)、これまでの自分を猛反省しましたね。

 

コミュニケーションどころか、近付こうともしなかった1年間。

 

でもお姉さんはちゃんと私が飲めないことも理解してくれていたし、お客様から守ってくれた。

 

勝手に『ヤな感じ』と思い込んで、勝手に距離を置いてた私、何て小さいんだろう泣き顔

 

 

 

 

翌日出勤すると、これまで挨拶しか交わしたことがないのに、

 

「昨日は大丈夫だった?今日はどう?気分悪かったりしない?」

 

と、声を掛けてくれました。

 

でも当時の私はまだまだ人間じゃなかったので(笑)、素直になれず。

 

「・・・大丈夫です( ̄-  ̄ )」

 

と素っ気ない対応しかできない自分に、また自己嫌悪。

 

これじゃダメだ、と思い、直接言えないのなら・・・と、お姉さんに手紙を書きました。

 

 

 

 

ずっと私は、お姉さんを誤解してて嫌な人だなと勝手に思ってた。

だけど、この前私をかばってくれたことがすごく嬉しかった。

私は生意気で素直じゃないし、お礼も言えないダメ人間だけど、

本当にありがとうございます。

いつかちゃんと、直接お礼が言える自分になりたい

 

 

 

 

お姉さんから翌日もらったお返事には、こう書いてありました。

 

 

 

 

あなたは私の若いころにそっくり。

意地っ張りで強がりだし、気が強いくせにとってももろい。

私もあなたを誤解してるところがたくさんあると思う。

これからその誤解を解いていけるように、ちゃんと話をしようね。

 

 

 

 

やがてお姉さんのお客様からお声が掛かるようになり、

 

「手紙書いたんだって?REINAちゃんから手紙もらったって、すごい喜んでたよ」 

 

とお客様に言われ、伝えてよかったなとしみじみ思いました。

 

 

 

 

私も昔は素直に自分の気持ちを伝えられず、お客様だけでなく、人間関係でたくさん悩みました。

 

周りの『フツウ』が理解できなかったし、周りも私の『フツウ』を理解できなかった。

 

でも、

 

「思ってるけど、言えないんです」

 

では相手には伝わらないし、いつまでたっても分かり合えない。

 

「どうせ分かってもらえないから、言わないほうがいい」

「言っても傷付くだけだし

 

という人もいるし、私もそう思ってたけど、言わなきゃ分かってもらえないかどうかも、傷付くかどうかも分からないんですよ。

 

 

 

 

もしかしたら、あなたも昔の私のように、素直に言えないだけじゃなく、

 

右素直に相手を受け入れることすらできない

 

かもしれません。

 

その状態で、等身大の私を受け入れて!分かって!はムリ。

 

 

 

 

あきらめるのは、伝えてからでも遅くないです。

 

まずは【気持ちを伝える】ことが大事だよね、と自分の経験から思います。

 

 

 

 

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