ホステス専門アドバイザー:REINAです。
なぜそういう記事を書いたかというと・・・
最近、これって特定できちゃうからマズイんじゃないの、と思う記事をよく見かけるので。
しかも、職業欄で「ホステス」って記載があるサイトで
たとえば、ですよ(ここから長いですよ)
ホステスという仕事は、体を提供することが仕事ではありませんよね。
でも、飲みに来る人の中には、それを求めている人もいる。
そこであなたが体を提供しなかったとしても、それは当たり前のことで、何一つあなたは悪くない
でもお客様は不満を抱き、文句を言います。
だってそのお客様は、その子と肉体関係を持つために、それが提供される前提でお金を使ってきた。
だけど、それって過度な期待であり、過度な要求であり、本来のサービスとは違いますよね
それをもしお客様がネットで、
「○○というクラブで働いている○○という女は、これだけ人に金を使わせておきながら、まともなサービスを提供しない。俺は騙された被害者だ、あの女は制裁を受けるべきだ」
と名指しで書いたら、どうでしょうか。
不満を言う人の中には、自分の都合の悪いことは言わない人も多いです。
この場合の不満って、ホステスが体を提供しなかったこと、ですよね。
でもきっとそのお客様は、やらせろって言ったら断られたことが不満、とは言わないはずです。
だって、「それはあたりまえでしょ」って言われるのを心の中では分かってますから
でもそれだけを目にした人にとっては、あなたというホステスは、
お客様を騙してお金をむしり取るひどい女、悪質なホステス
に映ってしまいます。
そういう風評被害によって顧客を失ったり、お店を辞めさせられたりしたら、完全な営業妨害だし、名誉棄損ですよね。
きっとそういうお客様は、あの店には行かないほうがいいとか、あの女はやめとけとか、色々言いますよ、名指しで
回収できなかったコスト(目的)をどこかで回収しようとするので、そういう行動をするわけです
一方の意見だけを鵜呑みにするって、怖いことです。
もちろん、本当にひどいサービス提供者もいます。
それはホステスに限らず、どの業界にもいます。
セッションでも、
「何十万も払ってセミナーに行ったけど、高いだけで何にもならなかった」
という声もたくさん聞きます。
でもその中には、提供されるサービスを利用側が理解していなかったり、過度な期待をしていたり、誤解をしているケースも多いです。
私は「お客様は神様」なんて思ってないし、サービスを利用する側にも守るべきルールや、理解すべきことがあると思っています。
それは、私がお金を支払う側になったときも同じ。
お客様に喜んでいただける提供者でありたいと思うと同時に、私自身が客になったときには「この人が私のお客さんでよかった」と思ってもらいたい
だから、ちゃんと提供者の掲げた理念やルールは守りたいし、理解したいと思うのですよね。
いろんな価値観、いろんな思いがあります。
サービス提供者も、利用する側にも、いろんな人がいて、いろんなことがあります
本当に悪質な人もいるから、泣き寝入りしなさい、騙されたあなたが悪いなんてことはちっとも思わない。
実際に悪質だと思えば弁護士を紹介したりもするし、可能な限り安全な形で戦える方法を提示したりもします。
でも、期待したサービスが得られなかった、という一時的な感情で特定の人を晒して叩いたり、安易にそういうことをするのはどうかな、と。
私は夜の街が大好きだし、ホステスという仕事も誇りでした。
だけど、夜の街には一般常識から乖離してる人達も大勢いるし、一般社会で生きていけないから夜の仕事を選んでいる人もたくさんいるのは事実
仕事と私情の区別がつかない子も多いし、売れっ子でも「売れた者勝ち、私は何をやっても許される」と勘違いする子もいる。
ホステスに限らず、世の中には「お金を払えば何でも許される」と思ってる人もいる。
客なら何を言っても何をしても良くて、100%の要望に応えられない提供者がすべて悪い!という極端な価値観の人もいる。
自分だけが正義ではないから、
提供者である自分はどうかな
客になったときの自分はどうかな
と立ち止まって考えることも大事、なのではないかと思います
ながーいお話に最後までお付き合いくださり、ありがとうございました