カワイイコ | 空飛ぶ猫の旅

空飛ぶ猫の旅

ぼくら みんな 旅の途中

おはよう月曜日。今日は仕事やすみ。久しぶりの休み。

 

同じアパートに小学校3,4年生くらいの女の子がいて。

おかっぱに黒縁のメガネかけて。

 

その子は家庭でゴミ出し当番になっているらしく、ゴミの日に大きなゴミ袋を二つ、

重いから途中で下ろして、また掴んでよっこいしょと運ぶのを見るようになった。

 

不機嫌な表情。イヤイヤやってる。やらされてる。あ~どうしてわたしばっかり。

他のおうちは、ほら、オトナがやってるじゃん。わたしまだ子どもなのに。重いよ!!

 

いつもかったるそうに、さっさと済ませちゃおうって感じもなくて、イヤだな~~~~

って気持ちを味わうかのように何度も休んではゆっくり運んでく。

やってやるぜ!!っていう気持ちになっちゃえばもっと楽になるのにね、などと

思いながら女の子を見ていたんだけど、やらされているとは言え、毎回 ゴミ係りを

がんばっている彼女を見て、

「おはよ~。がんばってるね」とか「重いよね~(笑)がんばって!」とか話しかけたり

したのね。黒縁メガネの女の子はわたしの目を見て無言で頷くだけなんだけど、

それがまたなんだか可愛くて。

 

今朝、るぅをバス停まで車で送っていって駐車場に戻って、その時かかっていた曲が

イイ感じで気持ちよかったから、エンジンを切ってしばらく聴いてたんだ。

 

コレなんだけど。ヒンディ・ザハラ(インディ・ザーラ)

 

最近の沖縄、梅雨らしい湿度になって、今朝も朝から空気が水のよう。

車のエアコン壊れてるから窓を全開にして音楽かけてたのね。

 

ふと人の気配を感じて顔を上げると、わたしの車のすぐそこに例の女の子がこっちを

向いて立ってたの。ゴミ袋をおろして。まるで一緒に音楽聴いてるみたいで。

そこでなにしてるの?何を聴いてるの?いい曲だね。って言っているようにも感じて。

 

彼女に気づいてわたしはニッコリ笑って「おはよう」って言ったんだ。

女の子はまた無言で頷いて、ゴミ袋を掴んでゆっくり歩いていったの。

なんだか朝から気持ちがよくなってニヤニヤしながら家に入った。

 

月曜のゴミ出しは特に重いよね。がんばってるね。神さま見てるし、わたしも見てるよ。

おばちゃんも後でゴミ出しするわ~♪

てな。