2周年ですって。 | aco-de-antica

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仕事から完全オフした毒々しい素性メモ。
主に逃げ場として活用してます。


aco-de-antica-2013-3-11-nat

本日3月11日で、店が2周年を迎えたー。
早い?まだまだ?んー微妙。

2年前、色々考え抜いて決意した開業日が、
まさか震災と重なりあうなんて。
おめでたい門出・・とは素直に喜べなかったけれど、
とあるお客さんから、

「天災は選べないのよ。
あなたが起こしたわけでもなければ、
門出の喜びを自粛する必要もない。
あなたの努力がカタチになった日なのだから、
おめでとうをたくさん言って貰っていい日なのよ。」

と言ってくれて気持ちが和らいだなぁ。

仕事が当たり前になって淡々とこなして、
あーまだ2年かぁって思いもあるし、
2年間の730日分の出来事も出会いも葛藤も色々あったから、
あーもう2年経つんだなぁって思いと半分半分。
でも感謝の気持ちに変化があって。

1年目は素直に「ありがとう」だった。
全てが初めてで身内や友達が支えてくれて、
初めて出会うお客さんたちばかりで、
新しい私の店に来てくれて「ありがとう」。

2年目の今は丁寧な「ありがとう」に変わった。
変わらず支えてくれる身内や友達はもちろんだけど、
新しい店が続々とオープンする中、
不安とか売上げが下がったりとか気持ちが押しつぶされそうな中、
ずっと変わらず通ってくれている常連さん達に対して、
ついてきてくれて、信頼してくれて「ありがとう」。

自分の技術とセンスだけでお金を稼ぐ。
その売り上げたお金だけで運営し自分の生計を立てる。
分かっていたようで実感が足りなかった気がする。
この1年でその難しさに打ちのめされたからこそ、
人間同士の信頼と絆は大切に築き上げないと。
それは「お客=お金」ではなくて、
「1人づつを丁寧に」だったり「信頼を信頼で返す」みたいな気持ち。

これからは1年振り返って気づくんじゃなくて、
その時その時に「ありがとう」をかみしめて、
その時その時に「ありがとう」をちゃんと伝えられるように。

これを読んでるブロガーの友達と、
ブログを知ってるプライベートな友達、
こっそり?見守って読み続けてくれる友達に、ありがとう。