本日3月11日で、店が2周年を迎えたー。
早い?まだまだ?んー微妙。
2年前、色々考え抜いて決意した開業日が、
まさか震災と重なりあうなんて。
おめでたい門出・・とは素直に喜べなかったけれど、
とあるお客さんから、
「天災は選べないのよ。
あなたが起こしたわけでもなければ、
門出の喜びを自粛する必要もない。
あなたの努力がカタチになった日なのだから、
おめでとうをたくさん言って貰っていい日なのよ。」
と言ってくれて気持ちが和らいだなぁ。
仕事が当たり前になって淡々とこなして、
あーまだ2年かぁって思いもあるし、
2年間の730日分の出来事も出会いも葛藤も色々あったから、
あーもう2年経つんだなぁって思いと半分半分。
でも感謝の気持ちに変化があって。
1年目は素直に「ありがとう」だった。
全てが初めてで身内や友達が支えてくれて、
初めて出会うお客さんたちばかりで、
新しい私の店に来てくれて「ありがとう」。
2年目の今は丁寧な「ありがとう」に変わった。
変わらず支えてくれる身内や友達はもちろんだけど、
新しい店が続々とオープンする中、
不安とか売上げが下がったりとか気持ちが押しつぶされそうな中、
ずっと変わらず通ってくれている常連さん達に対して、
ついてきてくれて、信頼してくれて「ありがとう」。
自分の技術とセンスだけでお金を稼ぐ。
その売り上げたお金だけで運営し自分の生計を立てる。
分かっていたようで実感が足りなかった気がする。
この1年でその難しさに打ちのめされたからこそ、
人間同士の信頼と絆は大切に築き上げないと。
それは「お客=お金」ではなくて、
「1人づつを丁寧に」だったり「信頼を信頼で返す」みたいな気持ち。
これからは1年振り返って気づくんじゃなくて、
その時その時に「ありがとう」をかみしめて、
その時その時に「ありがとう」をちゃんと伝えられるように。
これを読んでるブロガーの友達と、
ブログを知ってるプライベートな友達、
こっそり?見守って読み続けてくれる友達に、ありがとう。