猫の脱走-14【自動のトラップで捕獲成功なるか】 | 綿菓子のいえ

猫の脱走-14【自動のトラップで捕獲成功なるか】

シオの寝床をとうとう見つけ一安心していた我々ですが

シオを無事保護しないことには終わりません。

 

私たちは縁の下のシオが出入りする場所にトラップを設置しました。

このトラップの紐を自動で引けるようにしたんです。

 

新たに非常時用のバッテリーを購入し、それに見守りカメラとミニハブを繋ぎました。

 

 

 

 

 

 

そしてついにその日が来ました。

主人が入浴中に大声をあげたんです。

てっきり足がつったのかと思って慌てて浴室に行くと、

スマホを私に向けて

「シオがきた!!!」と。

 

髪も乾かさず、秒で家を出ました。

後部座席に座る私はTさんに連絡し、すぐに寝床に向かうよう依頼しました。

 

車の中ではリアルタイムでトラップに入るか入らないかのシオを見ながら

Tさんの到着を今か今かと待ちました。

 

シオはTさん到着前にトラップにかかりました。

あとは保護するだけです。

 

私はカメラ越しに「シオ、シオ」と呼びかけることしかできませんでした。

 

 

Tさん早く!

 

家を出て10分くらいでしょうか。

シオがトラップで暴れた勢いでカメラを倒してしまった為

私たちは途切れ途切れの音声を聞きながら現場に向かうしかありません。

 

主人がこれでもかというスピードで車を走らせるので

事故に遭うんじゃないかとかなり恐怖を感じました。

 

そして寝床に到着したTさんから連絡がありました。

「逃げられた」と...

 

みんなで呆然としました。

車のスピードが少し落ちて、そうだよね、もう急ぐ必要はないもんねと思いました。

 

「いえに、戻る?」と主人に聞きましたが

主人は「現場をこの目で見たい。どうやってシオが逃げたのか、何が悪かったのかを確認して次に繋げたい」と言い、22時過ぎに現場に到着しました。

 

現場検証をして

散らばったフードとトラップを片付け、

再度フードを普段の餌場に置き、私たちは帰宅しました。