今回はなぜか日本人が絶対にいかないところで見つけたオンヌットのソイ奥で見つけた寿司屋台、一軒屋の庭にテーブルを設けてタイ料理とこの寿司の屋台で食事を提供しているらしい。
で、どんな寿司を出すのかと思ったらこの寿司職人はそれなりの店で働いていたらしい。というのも以前テレビで紹介されていた日本大使館の公邸料理人だったタイ人のチュンポンさんが編み出したという爪楊枝を使って大根の桂剥きの技を使っていたからだ。
それは包丁をまったく使わずに大根を薄く桂剥きにする技なのである。
画像は剥いたあと刺身のつま用に刻んでいる様子
チュンポン氏はもう引退されたがテレビでも紹介されている伝説の公邸料理人で90年代初頭に起きた湾岸戦争の影響で海外で働く料理人がいなくなり、外務省が海外の料理人を指導して日本の公邸料理人なった1人である。
チュンポン氏を紹介したページ
微笑みの国 タイに生きて
そしてその桂剥きの技を会得しているということはバンコクのそれもある程度の格式のある日本料理店で修業したに違いない。
とは言ってもバンコクの名も無い通りの屋台の寿司を食べることは無かった。
しかし、引退したチュンポン氏の卓越した技による日本料理の真髄を一度味わってみたい。