先生は育毛治療はやらないんですか?
と良く聞かれます。
そう言われると、やろうかなあとは思いますが、自分自身には家系的男性型禿げはなく、毛量に不足を感じたことはありませんので、いつも後回しにして、クリニックメニューとして実現していません。ちなみに、大学病院時代には、バイト病院で植毛手術をかなりやりましたから、昔取った杵柄ですが、禿げ治療のプロでした。
そんな私ですが、人生で一度だけ、髪の毛の薄い人の気持ちが分かった時期があります。
思い起こせば2011年、大震災から半年ほど経った秋の頃、鏡の中の自分の頭に何だかぼやっとした部分に気付きました。しばらくは気のせいだろう、目の錯覚かな?と思っていたのですが、そのうちハッキリと禿げてきました。
人生初の円形脱毛です。
かなりショックでしたね。
ストレスの恐ろしさも身を持って実感しました。
2011年9月26日
「ハゲとるやないかぃ!」
発症当初、中心部は完全に脱毛し、
どこまで広がるかわからないので、不安いっぱいの時期
やや広がったものの1か月で進行は止まり、
ステロイドの局注で、産毛が回復してきたところ
産毛がいとおしくなりました。
2011年10月18日
幸いステロイドの局注だけで徐々に回復し、半年くらいで目立たなくなり、1年で完全に治りました。この期間は、禿げを隠すため、通常と反対の分け目にして、毎日髪型のセットをしなければならなくなりました。
2012年3月15日
おおむね毛量が回復
それほど大した円形脱毛ではありませんでしたが、本人には大ショックでしたし、ある意味貴重な体験で、薄毛で悩む人の気持ちが少し分かりました。
髪はアンチエイジングでも極めて重要なファクターです。
さて、禿的には治療の必要ない私ですが、さすがに50代半ば、最近白髪が一気に増えました。今後、毛量も減ってくる可能性もあります。
そこで、
白髪が回復するかも?
と言う増毛治療を紹介され、只今自己テスト中です。
テストの結果は間もなくお知らせできると思います。
お楽しみに!