サーマクールFLX4㎠チップを分解してみました! | 『健美同源』ークロスクリニック銀座石川院長のブログー

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たるみの王道サーマクールFLX

 
の4㎠トリートメントチップを分解してみました。
 
サーマクールは高周波電流による発熱で、
皮膚の線維構造(コラーゲンなど繊維性タンパク質)を収縮し、
部分破壊させ、損傷部位に働く自然治癒力を利用して、
コラーゲンの強化を図る治療です。
 
ざっくり言うと!
たるみの
ゆるんだ皮膚の線維を締め直し、
かつ、線維を強化する治療です。
 
RF高周波電流は、コラーゲンを選択的に加熱する性質があるのですが、
ちょっと気まぐれで、抵抗値により電流はムラがあったり、
思った深さに到達しないなど、
機種、環境要因、照射テクニックにより、発熱の仕様が大きく変わります。
 
 
サーマクールの心臓部はこの小さなチップで、
発熱仕様をコントロールしています。
 
 
割ってみると・・・
 

 

 
 

中から現れた電極です。

接触面はシート状になっていますが・・・

 

 

分解していくと

 

 

電流の流れる

電線が張り巡らされ接触面になっています。

この四角い部分で発熱するようになっています。

 

 

裏から見ると

電流の制御用のチップがついています。

均等に制御した発熱をおこす仕組みです。

 

 

 

電極の接触面の下には空間があり

冷却ガスが噴出されるスペースです。

サーマクールは皮膚表面を冷却して

熱から守り、火傷をおこさないようなシステムで、

この小さな空間がその役目をしています。

 

何気に横のバーが電極面を押さえているようです。

 

 

 

全部バラバラにすると
6つの部品で構成されていました。

 

 

 

サーマクールが発売されて

かれこれ18年が経ちます。

私も18年間サーマクールを照射しておりますが、

初めてチップを分解してみました。

 

今まで、チップが高い!高すぎる!

もう少し安くしてって言ってましたが、

なるほど良く考えられて、良く出来てるなぁ

と感心しました。

 

考えた人エライ!!

 

今度は違うチップも分解してみようと思います。