桜を楽しむ時期になりました。
今回から全7回、桜にまつわる
お話をお届けします。
桜を知ることで、人生も明るくなります。
「誰か~、
私の「さくら」になってくださ~い。」
アノ・・・それ「さくら」違いやん!!
では、始まり始まり・・・
最初に、問題です。
Q:主に、お花見で見る桜の名前は何でしょう?
コレ、簡単でしたネ!
ソメイヨシノ(染井吉野)です。
では、
Q:その「染井吉野」名前の由来は?
江戸末期に、
染井村(現在の東京都豊島区駒込)の
植木職人や造園師によって品種改良
をして作られました。
だから、染井。では吉野は…?
実は当初、桜が有名な吉野山にちなんで
「吉野桜」と呼んで売っていたのです。
しかし、吉野に植えられているのは
山桜という別種であることや、
染井村が起源であることから、
1990年に「染井吉野」と命名。
江戸時代の末期に作られたこの桜は、
とても綺麗で、人の心を明るくすることから、
明治政府は、一般の徳川幕府のイメージを
排除するために全国的に広めたと言われています。
現在の桜の約80%は
この品種だと言われています。
そこで、明日から使える雑学です!
実は、このソメイヨシノは
自分自身では繁殖できないんだって。
普通の植物なら、自然交配して、
どんどん増えますが、ほぼすべての
ソメイヨシノは、接ぎ木や挿し木という
人が介在した「クローン」なのです。
事実、1995年に全国の木をDNA鑑定した結果、
すべて同じという結果になりました。
そこで、「原木」論争が起きました。
元々の木はどこにあるのか・・・。
気になります?
2015年3月には、東京都上野公園にある古木が
原木という説が千葉大学によって発表されたのです。
たった1本の木が全国に広まり、
毎年人々の心に残る見事な桜になった
なんて、素敵な話じゃないですか!
桜を見る目が変わりますよね。
み~んな同じ桜を見ている。
み~んな同じ景色を眺めている。
桜によって、心も繋がると良いですね。
では、また!