ある百姓の話
10年ほど前にある大きな城へ
奉公が決まった百姓は
戦の為の刀鍛冶になりました。
以前の奉公先での貢献が認めらた為でした。
その百姓は一生懸命に刀と作りました
その刀は多大なる功績を生みましたが
あまりに奇抜なものの為、少々扱いにこまる面も・・・
その貢献のおかげでお城も多少大きくなり
皆も楽しく過ごしておりました。
やがて百姓は世帯を持ちました。
来る日も来る日も刀を打ちました。
ある日、その百姓は領土でとても有名になりました。
しかし、百姓は百姓、城主はそれを認めません。
「刀だけ作らせろ!」と言わんばかりか
功績をたたえず、その弟子をたたえたのでした。
その百姓は一瞬で忠義が消えました。
・・・・続く
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