百姓の話2
その百姓の奉公先の城は
なかなか大きな城です。
しかし城主の兄弟姉妹が多いため
いくつもの城があったのです。
その百姓はひとつの城にいて
そこは武士より番頭が多い城です、
番頭は戦など全くわかりませんが
そろばん、帳簿、戦歴による未来への予想が大好きです。
戦に必要な、武士、刀、鎧、心などはわかりません。
それより、それらの批評が大好物です。
いろいろな理由を付け
いろいろな言葉を使い
今日も番頭は力を誇示します。
その百姓は
今日も刀を無言で打ち続けています。
・・・・
~続く~
By NEXT X