百姓の話④
ある百姓の話・・・
無口な百姓にも友人がいて、共に刀鍛冶をやっていた。
ある日、突然に城を移るという
そこの指揮官は以前ここにいた指揮官で
かなりの人望がある。
今のそろばん指揮官には出来ないこと
そろばん指揮官たちはうらやましい気持ちを
文句、戯言として評価する。
しかしそこの城主も以前の総指揮官
そのお方には何も言えないし、言わない
誠に滑稽である。
その百姓は友人がうらやましいと思い
また祝福をした。
この百姓の噂が広がり、近隣の大名が
しばしば彼の元を訪れる。
その百姓はひとり、思いにふけ身の振り方を
本当に考え出した。
その百姓は・・・・