百姓の話⑤
ある百姓の話・・・
その百姓の上官はいろいろ代わる
しかし兄弟子は変わらない
兄弟子はいろいろ
要職につき、役をあたえる機能は低下している
この城は自分の金子確保重視主義により
弟弟子評価に精を出し、教育という事を忘れ
弟子が研いだ刀に何時斬られるか?
に日々おびえている。
この城は家族ではないのだ・・・
城はこのままでは簡単に落ちる。
なんて考えてるのは
無口な百姓上がりの刀鍛冶たちだけである。
ある百姓は
誰を斬るかわからない刀が
また仕上がっていく・・・
その百姓は・・・