口蹄疫に感染した為に、処分される牛たちは何処にいくのだろう・・・
人はこの世に生を受けた時から、いずれ訪れる死に向かい歩みはじめる。
天と地、光と影、昼と夜、夏と冬、東と西、時間と空間、男と女があるように。
これが自然の姿であり、誰も逆らうことを求めても、覆すことは出来ない。
私もいつか、この日が訪れる。
ただ仙人になることが出来れば、話は別だが (((( ;゜д゜)))
陰陽思想においては、人間は魂魄(こんぱく)により成り立つ。
【陽】魂(こん)・・・精神を支える気
【陰】魄(はく)・・・肉体を支える気
死を迎えた時、魂は天へ帰し、魄は地に帰る。
そう、還るべきである。
今も昔も風水においては、この陰陽思想が根底にある。
【陽宅】=人が活動する住居や事務所
【陰宅】=死者を埋葬する場所
どちらが欠けることもなく、2つが交わり合い、はじめて1つとなる。
そこに初めて自然の摂理が成り立つのである。
先日、クライアントの依頼を受け、新居の鑑定に行ってきた。
「前の家は何か落ち着かなくて、引越したんですよ。
どうですかね、この家は? 風水が良ければいいなぁ♪」
到着早々に、先方はこう切り出した。
・・・不自然である。
そもそも【前の家】を鑑定したことは無いし、何処にあるのかさえ知らない。
必ずしも以前の住居と比較する必要はないにしても、
新居を選ぶ前に相談して下さるならば、選択肢を広げることは可能だが・・・
色々と話を伺いながら作業を進める。
私がお墓参りのことについて尋ねると、こう返ってきた。
「3年ぐらい前に行ったかな?。近頃は何かと忙しくて行ってないです。」
どうしても行けない理由があれば別だが、墓地は同じ市内にあるとのこと。
仕事が忙しいことは結構なことだが、大手の企業並みに休日もあるみたいで。
ある程度の予測はついていたが、この新居の風水は問題だらけなのである。
改善点が多すぎてクライアントも困っていたが、素直に受け入れてくれた。
建物の改善策はもちろんで、風水を受け入れるための陰陽の理論を。
多くの方々に共通して言えることとしては、
住宅の風水や自分の運勢はかなり気にしているということ。
だが普段の生活をする上で、必ずしも必要としないことには
目をそむけがちであるか、もしくは見なかったことにしてしまうこと。
もはや不自然と言う表現では足りず、不条理・不合理・不動裕理!
( 不動さん、ごめんなさい(ノ;´Д`)ノ 。悪気はこれっぽっちも
ないのですが、ついゴロが良かったもので、つい (///ω///) )
一つだけ考えて欲しい。
何故に今、この世に生を受け、生活を営むことが出来ているのかを。
ただ皆は、こうも言う。
「分かってるんですよ・・・」
頭で分かっていて、行動や態度が伴わないならば、陰陽の調和が崩れている。
元々崩れていたのではなく、崩してしまった自分を見つめ直す良い機会だと。
整っているから崩れるのであり、崩れるものだからまた整えることも出来る。
それが自然のあるべき姿。
私はいつの日か、地球に還りたい。
車で移動する為に必要であるとされる、何万円もする立派な壷。
そんな壷に入れられたまま、墓石の下の棚に置かれるのは嫌なのだ。
だってそれは自然のあるべき姿とは、言えないのだから・・・
いつも天から見守って下さり、ありがとうございます。
どんなに天気が悪くても、最後は顔を覗かせてくれるのですね。
あなた達がいるから、私がいる。
感謝!!
大渓水
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