昨日は陽気に誘われて、谷根千散歩に繰り出しました。
一箱古本市で訪れたのが、4月末ですので、
約半月ぶりの谷根千詣でです。
夜店通りをぶらぶらして、メンチカツ、10円饅頭、やなか珈琲店のコーヒーなどを
もぐもぐゴクリと体内に取り込みつつ、100歩歩いては10分休む・・・みたいな
スローペースで歩きます。
古書ほうろう→オヨヨ書林→結構人ミルクホールと
放浪して、購入した古本は・・・
悲しみよ こんにちは(サガン)
白いガクラン―文芸部長白雪姫男の詩 (しりあがり寿)
オーケンののほほんと熱い国へ行く(大槻ケンヂ)
ブランコのむこうで(星新一)
深い河・ハードカバー(遠藤周作)
萩尾望都作品集6 ウは宇宙船のウ(萩尾望都)
しりあがり寿氏の白いガクランは、
私が進研ゼミにお世話になっていた頃、
中学講座の誌面上に掲載されていた連載の単行本です。
当時の進研ゼミ中学講座には、叫ぶ詩人の会・ドリアン助川氏による
人生相談のコーナーも掲載されていたように記憶しています・・・。
進研ゼミは、中学生であった私たちに何を求めていたのか・・・。
すばらしいトラウマを与えてくれたことには、感謝の意を表したいところです。
こんな大人にしてくれて、あ、ありがとう。
締めは、結構人ミルクホールに足を運びました
丸メガネの店主、アンティークな人形、
戦後まもなくの長屋のような店内、か細く流れる歌謡曲。
入店した際には、1人居た女性客は、
ホントにいつの間にか、店内から姿を消していました。
不思議なほどおいしいコーヒーが、
ますます真夏の夜に見た夢っぽさを助長します。
店を出た後、しばらく歩いてから
「オット、帽子を店のなかに忘れてきたようだ」
と店に立ち戻れば、
そこには店など無く、丸メガネをかけたお地蔵様が
私の帽子をお被りになって佇んでおりましたとさ・・・・
とかになりそうなくらい、夢のような時間を過ごせました。
もしかしたら、半分くらいは夢かもしれません。
ではでは、今日はこのへんで。