ゆめ | LEFT UP/YELLOW ABOVE  

LEFT UP/YELLOW ABOVE  

目を閉じて見える闇と光と埃の写真をみせてくれ 
記憶 ・ 記録 ・ 煙のようなもの



幼稚園のころ 七夕のおねがいに

「へびに なりたい」 と 書いてた息子(小4)


小学生になって サッカーを始めてからは

しばらく 「サッカー選手」だったが

週4回の練習をこなす 周囲の友達を みながら

自分の立ち位置をさとったのか


「あー ゆめが ない~」 と ぼやいてた時期が あった。


そのうち

「北海道に 住みたい」 と 言いだし

(雪がきれいで 気温が低いから病原菌が少なく 風邪とかひきにくい という理由)

「大人って 仕事とか ローンとか めんどくさそう」とか

「フリーターになりたい」 とか 言ってたころは ちょっと気になった。


話がずれるようだが 食い意地が張ってる彼は

普段ときおり お腹がすくと 

勝手に自分で 「たまご焼き」を 焼くことがあり。



火の元だけは 注意するように

いくつか制限は 伝えて 

調理じたいは 認めていたら。



細かいアドバイスを 素直に聞き入れないので

あまり上手くは ならないけれど

楽しんでいた様子。


そしたら そのうち

「おおきくなったら 北海道に 住んで

 木を切ってきて 家をつくって

 そこで 食べたいっていう人に 

 料理を出して 暮らすわ。

 野菜は 畑でつくって

 きのことか 山でできるのは 

 裏山に 取りに行くねん。

 お肉や魚は 野菜と交換。

 しぃちゃん(妹)もやりたかったら 

 時給300円で させてあげる。」

などと 言いだした。


「300円は 安すぎる!」 と 交渉したら

600円までは 上がった(笑)


いやいや、 そこじゃなくて (苦笑)



つまり 北海道で 土地を買って

自分で ログハウスを建てて

お店を 開く。

同時に 畑をやりながら

きのこ狩りや山菜取りして

食材を 確保。

それで 作ってるもの以外は

物々交換 

もちろん 利益で 仕入れ。

人材は 身内で 経費を 削減。


というわけですな。


おぉ・・。

言ってることは やわらかいけど

かなり ハードで ビッグで リアルな 夢に なった。




料理人としての 腕前だけじゃなく

農作の知識も 大工のたしなみまで 要るし、

だいたい 北海道広しといえど

それだけの土地を 手に入れるには

かなりの 資金も必要だし

場所によったら ペンション経営のノウハウも

身につけとかなきゃ だぜい・・・。



その膨大な 道のりを

いっぺんに 告知したら また

しぼんじゃうかも なので


その辺は おいおい

話してやることに した。


へびよりは 現実的だし

サッカー選手よりは リアリティーがあるし

性格的には 合ってる気がする。



にしても 押さえるカテゴリーが 広いな・・。



でもまぁ  フライとか 白玉団子とか

工作っぽいのを 作ってると

やたら 手伝ってくれるようになったのを

しめしめ ほくそ笑みながら


まだまだ かわいい夢だけど

どこまで がんばるか

見てみたいと思う 今日この頃でした。