引きちぎられるかと思うくらい強く、胸を揉まれて。
吸い付くあなたに、幸せを感じる。
大好き、ユノ。つぶやく私の体に、荒々しく突き立てて。
チャンスニ、愛してる。言いながら激しく腰を前後させる。
奥まで突き上げられるたび、体が悲鳴を上げる。痛いくらいの激しさに眩暈がする。
同じくらい、気持ちいい。ずっとあなたとこうしていたい。
「ねえ・・・赤ちゃん、作る?」
ユノは動きを止めて私を見つめる。
「それもいいな。・・・チャンスニさえそのつもりなら、俺はいつでも構わないよ」
・・・ずるい人。思いながら、見上げる。
「結婚する前にできちゃっても、いいの?」
ユノはちょっとだけ眉を顰める。
「結婚してからのほうがいいな」
「・・・ほら、やっぱりダメじゃない」
拗ねてみせると、ユノは優しく微笑んだ。
「じゃ、結婚しよう。今すぐ」
その唇に、ふさがれて。
返事ができない。・・・イエスしか答えがないこと、わかってるから、ね。
体のずっとずっと奥で、あなたを受け止めて。
でも、・・・赤ちゃんは、できない。ちゃんと避妊してるから。
やっぱり、もう結婚しちゃおうかな。本当はいつでも結婚できるの。
だけど、私がまだステージに立ちたいからって我儘を言っているだけ。
結婚してからも、歌ったり踊ったりはできるけど。
・・・ユノのそばにいて、ユノの身の回りのことを全部私がお世話したい。
子供が生まれたらきっと、ユノ、今まで以上に優しくなるはずね。
ユノの重さを、感じながら。
幸せにため息をつく。もし子供が、女の子だったら。
私のライバルに・・・なるのかしら。